巨人・原監督も信頼“虎キラー”メルセデスにメジャー熱視線

公開日: 更新日:

 今や広島のリリーフエースに出世したフランスアは、同じカープアカデミー出身のドミニカ人。25歳、左腕、昨年のシーズン中に育成から支配下に昇格したなど共通点が多い盟友だという。そのフランスアの年俸は昨オフ、4120万円に大幅に昇給した。世界の貧国のひとつに挙げられるドミニカの選手は基本的に貪欲だ。

メルセデスは昨年もCSの開幕投手に指名されたでしょう。すでに頼りにされ、フル回転しているにもかかわらず、プロ野球選手、特に巨人の助っ人にしては格安。フランスアらと情報を交換しているようだから、いくら出来高が手厚いとしても、年俸1000万円以下の契約に思うところがあるかもしれない。実はメルセデスはメジャーに評価されている。

 巨人からカージナルスに復帰したマイコラスの活躍もあって、日本球界に在籍している外国人投手が注目されている。メルセデスは巨人のファームで制球力を身につけ、セット、クイック、フィールディングといった細かい投球以外のことも仕込まれている。パワー系で左腕というのもプラス材料。メジャー関係者が『メルセデスの契約って複数年? 単年?』などと来年に向けて調査をしているとの情報もあります」(米球界関係者)

 阪神をカモるためのキーマンが、活躍すればするほど、メジャーの評価も当然上がる。巨人にとっては痛しかゆしである。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    もしやり直せるなら、入学しない…暴力に翻弄されたPL学園野球部の事実上の廃部状態に思うこと

  2. 2

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  3. 3

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  1. 6

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  2. 7

    JLPGA専務理事内定が人知れず“降格”に急転!背景に“不適切発言”疑惑と見え隠れする隠蔽体質

  3. 8

    「俳優座」の精神を反故にした無茶苦茶な日本の文化行政

  4. 9

    (72)寅さんをやり込めた、とっておきの「博さん語録」

  5. 10

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動