マラソン川内優輝も契約 アスリート狙う保険会社の新戦略

公開日: 更新日:

 また保険会社だ。1日にプロ転向した元公務員ランナーの川内優輝(32)が3日、都内であいおいニッセイ同和損害保険との所属会見に出席。5月に結婚する婚約者の水口侑子さん(33)が登場するサプライズもあった。

 近年、アスリートと契約する保険会社が増えている。女子プロゴルフでは、テレサ・ルー(31=太陽生命)、勝みなみ(20=明治安田生命)、上田桃子(32=かんぽ生命)の3人が所属契約を結んでおり、マラソンで来年の東京五輪代表を狙う大迫傑(27)はマニュライフ生命とスポンサー契約をしている。この現象についてビジネス評論家の菅野宏三氏がこう解説する。

「高齢者の寿命が延びて、人生100歳時代です。持病があってもOKとか、80歳まで入れる保険もある。損保と生保の垣根が低くなり、保険会社はリスクはあってもマーケットを拡大したい。プロ転向した川内君と契約した損保会社はいいキャスティングですよ。彼はクリーンなイメージで知名度も抜群。ちょっとあか抜けないところも中高年には魅力に映る。今後は全国のマラソン大会に出たり、講演会も行うという。彼の場合、オリンピックに出なくても営業効果は大きいと思う。女子プロゴルフは中高年男性に人気があるし、大迫君は東京五輪でメダル争いも可能な有望株です。保険会社は選手と契約する以外に、手あかのついていないアスリートを使った企画をどんどん打ち出してくるはずです」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?