DeNAは空中分解寸前…セ最下位低迷を招いた“2人の元凶”

公開日: 更新日:

 また定位置に逆戻りか。

 4連敗中で最下位に沈むDeNA。4月には大型10連敗を喫し、借金は9に膨らんだ。投手陣が絶不調で、チーム防御率3.99、与死球14はリーグ最多。11本塁打のソト、9本塁打の筒香を擁しながら、打線も打率.232、出塁率.301、併殺29、犠飛1、盗塁7はすべてリーグワースト。淡泊な野球の典型だ。

 就任4年目となるラミレス監督の責任論も再燃。初の監督業ながら、1年目の2016年に前年の最下位から11年ぶりのAクラスに浮上させた。翌年は3位から日本シリーズに進出して評価を上げたが、今やすっかり“独裁監督”。ある球界関係者は言う。

「選手の状態より、データや自身の感覚を優先する采配が、なまじ結果につながったことでエスカレート。采配の意図や起用理由の説明すらしなくなり、選手やコーチとの間に溝ができてしまった。昨季は、筒香が矢面に立って選手側の思いを代弁したものの、それが『筒香が選手の昇降を巡って監督に要望を出している』という噂になってチーム外にも流れ、三原球団代表が選手を集めて否定する事態にもなった。選手と監督の緩衝材役を担っていた光山バッテリーコーチ(現楽天コーチ)も、あまりの独裁ぶりに愛想を尽かして退団しました」

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