【寄稿 早草紀子】オランダはなでしこに願ってもない相手

公開日: 更新日:

 フランスで開催されているFIFA女子ワールドカップは、ラウンド16の戦いが始まっている。

 格下のアルゼンチンを圧倒しながら、スコアレスドローに終わった初戦後、高倉麻子監督の解任論が飛び出したり、海外メディアからも厳しい批判にさらされていた日本だが、2戦目のスコットランド戦で持ち前のハードワークとパス回しが復活し、欲しかった白星を手にした。最終戦のイングランドには敗れたものの、無事にグループDを2位で通過。ノックアウトステージに突入した。

 今大会で高倉監督が選出したのはDF熊谷紗季(リヨン)、DF鮫島彩とMF岩渕真奈(ともにINAC神戸)ら前回大会メンバー6名に、カテゴリー別ながら女子ワールドカップ優勝(2014年のUー17世代、2018年のUー20世代)を経験した若手を含む23名は、大会参加国でもかなり若いチームと言える。

 この3年で高倉監督は自主性を高めながら、誰が出ても力が落ちないチーム作りを目指した。

 MF長谷川唯、FW籾木結花(ともにベレーザ)、年に入ってからボランチに抜擢されているDF杉田妃和(INAC神戸)は指揮官の秘蔵っ子とはいえ、フル代表として戦うワールドカップの舞台は初体験だ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    映画「国宝」ブームに水を差す歌舞伎界の醜聞…人間国宝の孫が“極秘妻”に凄絶DV

  2. 2

    「時代と寝た男」加納典明(22)撮影した女性500人のうち450人と関係を持ったのは本当ですか?「それは…」

  3. 3

    国分太一は会見ナシ“雲隠れ生活”ににじむ本心…自宅の電気は消え、元TBSの妻は近所に謝罪する事態に

  4. 4

    TOKIO解散劇のウラでリーダー城島茂の「キナ臭い話」に再注目も真相は闇の中へ…

  5. 5

    中島歩「あんぱん」の名演に視聴者涙…“棒読み俳優”のトラウマ克服、11年ぶり朝ドラで進化

  1. 6

    慶大医学部を辞退して東大理Ⅰに進んだ菊川怜の受け身な半生…高校は国内最難関の桜蔭卒

  2. 7

    投手大谷の「オープナー起用」は逆効果…ド軍ブルペンの負担は軽減どころか増す一方

  3. 8

    "花田家と再婚"は幸せになれる? 元テレ東・福田典子アナに花田優一との熱愛報道も…恋多き一族の因縁

  4. 9

    ソシエダ久保建英にポルトガル名門への移籍報道…“あり得ない振る舞い”に欧州ザワつく

  5. 10

    「コンプラ違反」で一発退場のTOKIO国分太一…ゾロゾロと出てくる“素行の悪さ”