白鵬が逸ノ城に完敗初黒星…“ひと場所休場”では休養足りず

公開日: 更新日:

 まだ結びの一番を残しているのに、それでも座布団が宙に舞った。

 15日、横綱白鵬(34)が今場所初黒星。モンゴルの後輩、逸ノ城に“完敗”した。

 ふわっとした立ち合いで当たると、いきなり逸ノ城に前みつを取られる展開。まわしを引きつけて前に出る逸ノ城に抵抗らしい抵抗もできず、あっさりと土俵を割った。

 支度部屋では「横綱でも、ちょっとのミスで負ける」と、渋面の白鵬。それにしても、前日までの気迫のこもった立ち合いとは一転、まるで別人のようだ。

 ある親方は「立ち合いでもろ差しを狙ったという意見もあるが……」と、こう話す。

「確かに逸ノ城は懐に入られると弱い。もろ差しなら、一気に寄り切れる可能性はあった。ただ、それにしては何の策もない。最初から腰も高かった。本当にもろ差し狙いなら、あまりに相手をナメすぎです。もしかして、どこかケガでもして、力が出なかったのではないか。気になるのが、昨日(14日)の正代戦です。白鵬は引き落としで勝ったが、最後は自身も前に落ち、倒れた正代の体に両手をついた。全体重が両腕にかかったような感じで、勝ち名乗りを受けているときも右ヒジを気にしている様子でした」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志氏はパチプロ時代の正義感どこへ…兵庫県知事選を巡る公選法違反疑惑で“キワモノ”扱い

  2. 2

    タラレバ吉高の髪型人気で…“永野ヘア女子”急増の珍現象

  3. 3

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 4

    中山美穂さんの死を悼む声続々…ワインをこよなく愛し培われた“酒人脈” 隣席パーティーに“飛び入り参加”も

  5. 5

    《#兵庫県恥ずかしい》斎藤元彦知事を巡り地方議員らが出しゃばり…本人不在の"暴走"に県民うんざり

  1. 6

    シーズン中“2度目の現役ドラフト”実施に現実味…トライアウトは形骸化し今年限りで廃止案

  2. 7

    兵庫県・斎藤元彦知事を待つ12.25百条委…「パー券押し売り」疑惑と「情報漏洩」問題でいよいよ窮地に

  3. 8

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 9

    大量にスタッフ辞め…長渕剛「10万人富士山ライブ」の後始末

  5. 10

    立花孝志氏の立件あるか?兵庫県知事選での斎藤元彦氏応援は「公選法違反の恐れアリ」と総務相答弁