サファテ今季絶望でソフトバンクの“不良債権”になる危険性

公開日: 更新日:

 大きな火種にならなければいいが。

 ソフトバンクは23日、試合前まで3勝9敗と負け越していたロッテを撃破。天敵退治に成功したものの、気がかりなニュースもある。

 23日発売の日刊スポーツが「サファテ、今季絶望」と報じたのだ。股関節の手術の影響で帰国中のサファテ(38)は19日、再生治療であるPRP注射を打ったことを自身のインスタグラムで発表。時期を考えれば、今季中の復帰は絶望的だ。

 サファテは今季から3年最大20億円という破格の契約を結んでいる。もし、このまま投げられなければ、かつて在籍していた松坂(3年12億円、現・中日)以上の不良債権になりかねない。

 サファテは功績も大きく、チーム内での人望も厚い。人格者として知られているが、今月9日、まさかの舌禍事件を起こした。トランプ政権批判を繰り広げている米国女子サッカーのミーガン・ラピノーに、「アメリカがそんなに嫌いなら去れ!」と、ツイッターで反応したのだ。ラピノーは同性愛者。性的少数派に対して批判的なトランプ大統領を攻撃していた事情もあるだけに、サファテは「差別主義者」とみなされ、国内外から罵倒の嵐。謝罪を余儀なくされた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    参政党が消せない“黒歴史”…党員がコメ農家の敵「ジャンボタニシ」拡散、農水省と自治体に一喝された過去

  2. 2

    極めて由々しき事案に心が痛い…メーカーとの契約にも“アスリートファースト”必要です

  3. 3

    遠野なぎこさんを追い詰めたSNSと芸能界、そして社会の冷酷無比な仕打ち…悲惨な“窮状証言”が続々

  4. 4

    ドジャース大谷翔平がついに“不調”を吐露…疲労のせい?4度目の登板で見えた進化と課題

  5. 5

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  1. 6

    清水賢治社長のセクハラ疑惑で掘り起こされるフジテレビの闇…「今日からシリケン」と“お触り続行”の過去

  2. 7

    カブス鈴木誠也「夏の強さ」を育んだ『巨人の星』さながら実父の仰天スパルタ野球教育

  3. 8

    千葉を「戦国」たらしめる“超過密日程”は今年の我が専大松戸に追い風になる手応えを感じています

  4. 9

    趣里はバレエ留学後に旧大検に合格 役者志望が多い明治学院大文学部芸術学科に進学

  5. 10

    参政党が参院選で急伸の不気味…首都圏選挙区で自公国が「当選圏外」にはじかれる大異変