八村塁人気は日本のみ…バスケの本場米国では冷めているワケ

公開日: 更新日:

 さすがの集客力だ。

 八村塁(21)のウィザーズ入団後初の凱旋試合とあって、W杯(31日開幕=中国)に向けた日本代表強化試合のチケットの売れ行きが好調なのだ。

 一般販売は15日の18時に開始され、22日アルゼンチン戦、24日ドイツ戦、25日チュニジア戦(いずれもさいたまスーパーアリーナ)とも、指定席はほぼ完売。カードにもよるが、チケットサイトで購入可能なのは、一部自由席のみとなっている(16日現在)。

 12日の強化試合初戦(ニュージーランド戦)は発売開始から、わずか9分で完売。八村フィーバーは天井知らずとはいえ、日本国内の盛り上がりとは対照的に、米国内は冷めたものだ。

 12日(日本時間13日)には、NBA2019―20年シーズンの日程と併せてテレビ中継のスケジュールも発表され、ウィザーズの全国中継(ABC、ESPNなど)は、わずか4試合。レイカーズ、ウォリアーズ(40試合以上)らの人気チームの10分の1程度に過ぎない。

 もちろん、ウィザーズへの関心の低さは八村に原因があるわけではない。ここ数年、チームは低迷し、5年連続(14~18年)オールスター出場のポイントガード(PG)ジョン・ウォール(28)が左アキレス腱断裂で、来季開幕からの欠場が確実視されている。今オフは、八村を獲得した以外、めぼしい補強もなく、話題性も乏しい。下馬評も芳しくなく、イースタン・カンファレンス15チーム中、最下位と予想するNBAアナリストは少なくない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 2

    35年前の大阪花博の巨大な塔&中国庭園は廃墟同然…「鶴見緑地」を歩いて考えたレガシーのあり方

  3. 3

    高市内閣の閣僚にスキャンダル連鎖の予兆…支持率絶好調ロケットスタートも不穏な空気

  4. 4

    葵わかなが卒業した日本女子体育大付属二階堂高校の凄さ 3人も“朝ドラヒロイン”を輩出

  5. 5

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  1. 6

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  2. 7

    隠し子の養育費をケチって訴えられたドミニカ産の大物種馬

  3. 8

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  4. 9

    高市早苗「飲みィのやりィのやりまくり…」 自伝でブチまけていた“肉食”の衝撃!

  5. 10

    維新・藤田共同代表にも「政治とカネ」問題が直撃! 公設秘書への公金2000万円還流疑惑