バスケW杯黒星発進…日本に“八村頼み”からの打開策は?

公開日: 更新日:

「僕にとって初めてのW杯で、世界の強さを感じた」

 八村塁(21)は険しい表情でこう言った。昨1日、バスケットボール男子W杯の初戦で日本(世界ランク48位)はトルコ(同17位)に67―86で敗戦。黒星スタートとなった。

 序盤から相手に主導権を握られ、ボールを持ってもシュートを打てない場面が目立った日本。なかでも、エースの八村が厳しいマークを受けた。

「相手も勝つ気で来ているし、スカウティング(研究)もしっかりしている。僕がやりにくいプレーをしてきた」

 試合後にそう振り返った八村は、チーム最多タイの15得点を挙げたが、フィールドゴールはわずか3本。シュート自体も10本しか打たせてもらえなかった。残りの9得点は徹底したマークによるファウルで獲得したフリースローによるもの(チーム最多)。八村包囲網の厳しさを物語っている。

 前夜に発熱し、試合前の午前練習を休むハプニングもあったとはいえ、早くも“ひとりエース”の限界が垣間見えた一戦となった。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安青錦は大関昇進も“課題”クリアできず…「手で受けるだけ」の立ち合いに厳しい指摘

  2. 2

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 3

    マエケン楽天入り最有力…“本命”だった巨人はフラれて万々歳? OB投手も「獲得失敗がプラスになる」

  4. 4

    中日FA柳に続きマエケンにも逃げられ…苦境の巨人にまさかの菅野智之“出戻り復帰”が浮上

  5. 5

    今田美桜に襲い掛かった「3億円トラブル」報道で“CM女王”消滅…女優業へのダメージも避けられず

  1. 6

    高市政権の“軍拡シナリオ”に綻び…トランプ大統領との電話会談で露呈した「米国の本音」

  2. 7

    エジプト考古学者・吉村作治さんは5年間の車椅子生活を経て…80歳の現在も情熱を失わず

  3. 8

    日中対立激化招いた高市外交に漂う“食傷ムード”…海外の有力メディアから懸念や皮肉が続々と

  4. 9

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  5. 10

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ