阪神はせっかち球団 新助っ人ボア“ソラーテの二の舞”危惧

公開日: 更新日:

阪神は株主に波風が立たないようにと、調整名目で二軍落ちさせる傾向がある。近年では前出のヘイグ、キャンベル、昨季はロサリオが株主総会直前に登録抹消された。事実上の“戦力外”です。スポーツ紙の見出しに『阪神、新助っ人調査』の文字が躍るのも、例年この時期ですから」

 そこにきてボアは、メジャーでも実績があり、おそらくプライドも高いはず。チーム周辺には、「今季途中に加入したものの、あっという間に解雇されたソラーテ(退団)の二の舞いにならないか」という声もある。

 メジャー通算75本塁打を誇ったソラーテは、貧打解消の救世主として7月に入団。二軍戦で調整せず、ぶっつけで一軍に呼ばれると、便利屋のごとく本職の三塁以外に遊撃や外野を守らされた。その負担は大きく、慣れない守備位置でポロポロやり、バットがちょっと湿ったと判断されるや、20試合に出場しただけで8月に二軍落ちした。

 9月には一軍再昇格が決まったものの、矢野監督の「レギュラーは確約できない」という発言にプライドを傷つけられたのか、「モチベーションが上がらない」との理由で一軍出場をボイコット。そのまま退団である。

 見切りが早く、助っ人の扱い方もヘタ。そんな球団だから、ボアも過去の助っ人たちと同じ道をたどる可能性は否定できない。日本に来る前から、「バースの再来」などと過剰な期待をしないほうがよさそうだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  2. 2

    紗栄子にあって工藤静香にないものとは? 道休蓮vsKōki,「親の七光」モデルデビューが明暗分かれたワケ

  3. 3

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  4. 4

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  5. 5

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  1. 6

    永野芽郁×田中圭「不倫疑惑」騒動でダメージが大きいのはどっちだ?

  2. 7

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 8

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動

  4. 9

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 10

    永野芽郁がANNで“二股不倫”騒動を謝罪も、清純派イメージ崩壊危機…蒸し返される過去の奔放すぎる行状