佐々木朗希 吉井コーチも懸念する“関西弁恐怖症”の克服度

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 同じ東北出身の種市を教育係にした球団の配慮は、佐々木にとってプラスになっているようだ。石垣島での自主トレで先輩選手との練習が“解禁”されると、自ら種市に「一緒に練習しましょう」と声をかけていた。いまのところ、すんなりチームに溶け込んでいるようには見える。

「ボク自身は(母校・八戸工大第一の)監督が関西出身の人だったし、(プロ入り後も)言葉の違いは気にならなかった」と言う教育係の種市は、佐々木とも特に関西弁に関する話はしていないそうで、「自分のことで精いっぱいですし、自分もまだ21歳ですから、何か率先して教える立場ではないので」と前置きしつつも、こう言った。

「質問してきたり、僕自身がプロ入りして困ったことなどは、伝えることはあります。佐々木にはまず、『なるべく早く、先輩の名前と顔を一致させるように』という話はしました」

■「大丈夫みたい」

 佐々木は2年目で千葉出身の古谷拓郎(19)とも一緒に練習をしたり、食事をしたり、宿舎から球場へのタクシー移動にも同乗することが多い。7日の練習後も、種市と古谷と3人で宿舎に帰った。種市―古谷との人間関係のラインが構築されつつある。

 古谷は、いまだブルペン入りしていない佐々木と同様、1年目だった昨年のキャンプでは、体づくりが中心だった。

「僕も同じ感じでやってきましたが、ファームでは1年を通してある程度の試合を投げられました(13試合、6勝4敗、50回)。特に焦ることなくやっても、(佐々木は)ポテンシャルも高いし、シーズンに間に合うと思います。どうしても他球団の新人と比べると遅れていると思いがちで、投げたそうな感じはありますけど、1年間を通してやることを考えれば、焦らなくて大丈夫だと思う、というような話をしました」(古谷拓郎)

 そうしたバックアップもあってか、当初は佐々木との会話を心配していた吉井投手コーチも「(関西弁については)大丈夫みたいですね」と安心した様子。大阪出身で同期のドラフト5位・福田光輝(大阪桐蔭―法大)も、「関西弁恐怖症? その話自体を知りませんでした」。同期の新人にはこの福田と育成ドラフト2位の植田の2人の関西出身者がいるが、違和感なくコミュニケーションを取れているようだ。

 関西弁恐怖症を克服したとすれば、懸念材料がひとつ減ったことにはなる。

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