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武田薫スポーツライター

1950年、宮城県仙台市出身。74年に報知新聞社に入社し、野球、陸上、テニスを担当、85年からフリー。著書に「オリンピック全大会」「サーブ&ボレーはなぜ消えたのか」「マラソンと日本人」など。

五輪マラソン代表 来年3月に改めて東京で一発選考レースを

公開日: 更新日:

「勉強もできなかった私は途方に暮れていた」

 円谷幸吉も就職ができずに自衛隊郡山駐屯地の仲間と走っていた。体育学校に推薦したコーチの畠野洋夫は「まさかマラソンを走り、ましてメダルを取るとは」と話していた。円谷は3月に初マラソンを走り、その年の4度目のマラソンでメダルを手にしたのだ。

 来年3月の東京マラソンで2度目の一発選考レース……東京さえ開催の保証はない現実なのだが、「一度は勝った、次も勝つ」と強い気持ちで1年を過ごした方が、漠然と聖火を待つよりよっぽど健全な競技人生ではないか。

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