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武田薫スポーツライター

1950年、宮城県仙台市出身。74年に報知新聞社に入社し、野球、陸上、テニスを担当、85年からフリー。著書に「オリンピック全大会」「サーブ&ボレーはなぜ消えたのか」「マラソンと日本人」など。

五輪マラソン代表 来年3月に改めて東京で一発選考レースを

公開日: 更新日:

 コロナの勢いが止まらない。スポーツは全面停止だが、「ランニングをやっていてよかった」という話が内外から届くと知り合いの編集者から聞いた。大会はなくとも、ランニングは3密に関係なく楽しめるからだ。

■警察に拘束

 ケニアからはこんなニュースもあった。いまやマラソンランナーの拠点になったリフトバレーのイテンで、ランナー12人が警察に拘束された。感染予防の「社会的距離」(social distance)の取り締まりが厳しく、離れて走っていたのだが、終わって集まったところを確保された。キャンプは閉鎖されても個別トレーニングは続けられているから、警告の意味の逮捕だろう。

 オリンピック代表選考レースでもあるロンドンとボストンは延期を発表し、その他の都市マラソンも壊滅状態。それでも彼らはプロとして仕事を休むわけにはいかないのだ。

 日本でも厳しさは同じだ。合宿を解散した大学の陸上部もあり、来年の箱根駅伝さえ危ぶまれているが、マラソンの五輪代表はMGCシリーズを経て男女3人が決まっている。

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