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六川亨サッカージャーナリスト

1957年、東京都板橋区出まれ。法政大卒。月刊サッカーダイジェストの記者を振り出しに隔週、週刊サッカーダイジェストの編集長を歴任。01年にサカダイを離れ、CALCIO2002の編集長を兼務しながら浦和レッズマガジンなど数誌を創刊。W杯、EURO、南米選手権、五輪などを精力的に取材。10年3月にフリーのサッカージャーナリストに。携帯サイト「超ワールドサッカー」でメルマガやコラムを長年執筆。主な著書に「Jリーグ・レジェンド」シリーズ、「Jリーグ・スーパーゴールズ」、「サッカー戦術ルネッサンス」、「ストライカー特別講座」(東邦出版)など。

ロシア移籍のMF橋本拳人はチームを欧州の舞台に導けるか

公開日: 更新日:

 2人とも将来を嘱望されるボランチだが、横浜MやFC東京のファンやサポーター以外、彼らの名前を知っている人は、果たしてどのくらいいるのだろうか?

 遠藤には日本代表の肩書はあるが、初選出は2019年12月に韓国で開催されたE-1サッカー選手権(旧東アジア選手権)だった。同大会は代表の主力である海外組を招集できず、国内組が中心になって招集された。その上、翌2020年1月にタイでU-23(23歳以下)アジア選手権が開催されることになっていることから、経験値を高めるために五輪候補から11人がA代表に抜擢されたという経緯があった。

 昨シーズンは横浜Mで左サイドのアタッカーを務め、優勝を決めた第34節・FC東京戦を含めて7ゴールを挙げるなどチームに貢献したが、やはり遠藤と言えばG大阪の〈保仁〉であり、ドイツ2部シュトゥットガルトの1部昇格の原動力のひとりとなった〈航〉をイメージする人が多いのではないだろうか。

 同様に橋本も日本代表に定着しつつあるとはいえ、その知名度が全国区になる前にロシアに新天地を求めたと言える。

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