著者のコラム一覧
六川亨サッカージャーナリスト

1957年、東京都板橋区出まれ。法政大卒。月刊サッカーダイジェストの記者を振り出しに隔週、週刊サッカーダイジェストの編集長を歴任。01年にサカダイを離れ、CALCIO2002の編集長を兼務しながら浦和レッズマガジンなど数誌を創刊。W杯、EURO、南米選手権、五輪などを精力的に取材。10年3月にフリーのサッカージャーナリストに。携帯サイト「超ワールドサッカー」でメルマガやコラムを長年執筆。主な著書に「Jリーグ・レジェンド」シリーズ、「Jリーグ・スーパーゴールズ」、「サッカー戦術ルネッサンス」、「ストライカー特別講座」(東邦出版)など。

ロシア移籍のMF橋本拳人はチームを欧州の舞台に導けるか

公開日: 更新日:

 その橋本は2019年3月、日本代表に初招集されると、3月26日のボリビア戦で代表デビューを飾り、その後も森保ジャパンにコンスタントに起用された。9月から始まったW杯アジア2次予選でもアウェーのミャンマー戦(2ー0)、タジキスタン戦(3ー0)に先発フル出場を果たして勝利に貢献。

 この年トータル7試合に出場してスペインの柴崎岳(ラ・コルーニャ)とのボランチコンビは、森保ジャパンの新ユニットとして定着していった。

 新型コロナウイルスの影響で3月と6月のW杯予選が延期されていなければ、橋本の活躍が予想されただけに更なる知名度のアップにつながっていたことだろう。

 彼は〈苦労人〉という一面を持っている。

 出身は東京都の板橋区だが、小学校年代では自宅から地下鉄一本で通える板橋区内の高島平SC、お隣の豊島区内の三菱養和SCといった名門ではなく、埼玉県との境にあるフナトアミーゴSC(現アミーゴフットボールクラブ)という少年団でプレーした。


 同少年団からJリーガーになったのは橋本が初めだし、板橋区出身の日本代表選手も橋本が初めて。板橋区に生まれ育った筆者は、彼の成功をひそかに期待した甲斐があったというもの――。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平が直面する米国人の「差別的敵愾心」…米野球専門誌はMVPに選ばず

  2. 2

    巨人の“お家芸”今オフの「場当たり的補強」はフロント主導…来季もダメなら編成幹部の首が飛ぶ

  3. 3

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  4. 4

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  5. 5

    国民・玉木雄一郎代表の“不倫相手”元グラドルがSNS凍結? 観光大使を委嘱する行政担当者が「現在地」を答えた

  1. 6

    星野監督時代は「陣形」が存在、いまでは考えられない乱闘の内幕

  2. 7

    若林志穂さん「Nさん、早く捕まってください」と悲痛な叫び…直前に配信された対談動画に反応

  3. 8

    米倉涼子に降りかかった2度目の薬物疑惑…元交際相手逮捕も“尿検査シロ”で女優転身に成功した過去

  4. 9

    国民民主から維新に乗り換えた高市自民が「政治の安定」を掲げて「数合わせヤドカリ連立」を急ぐワケ

  5. 10

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで