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武田薫スポーツライター

1950年、宮城県仙台市出身。74年に報知新聞社に入社し、野球、陸上、テニスを担当、85年からフリー。著書に「オリンピック全大会」「サーブ&ボレーはなぜ消えたのか」「マラソンと日本人」など。

箱根駅伝実現の秘策 東京外しと多摩川スタートで“密”解消

公開日: 更新日:

 東京を走るのは往路1区とアンカー10区の一部で、残る8区間は神奈川を走る。神奈川県もこの駅伝には愛着を抱き、恩恵も受けた。ならば、県境の多摩川の六郷橋の向こうをスタート・ゴールにし、河川敷で“密”を解消。どうしても「東京―箱根間往復」にこだわるなら、スタートだけ橋の手前にすればいい。

■ロードレースからのペナルティー

 感染者の多い東京は政府の「Go To キャンペーン」から排除され、小池知事も首都への出入りは遠慮してくれと言っている。さらに、東京都がロードレースに大きな汚点を残したことも忘れてはいけない。

 小池知事は今年3月、政府の自粛要請を無視して東京マラソンを強行した。市民マラソンは中止してエリートマラソンだけ実施したことで〈東京は一つ〉という化けの皮は剥がれ、マラソンを従来の〈選民レース〉に戻した。参加料を返さない先例は全国的にマラソン離れを招き、さらに沿道に不特定7万人が集まったことに頬かむりし感染意識を曖昧にしている。“東京外し”はロードレースからのペナルティーでもある。

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