著者のコラム一覧
六川亨サッカージャーナリスト

1957年、東京都板橋区出まれ。法政大卒。月刊サッカーダイジェストの記者を振り出しに隔週、週刊サッカーダイジェストの編集長を歴任。01年にサカダイを離れ、CALCIO2002の編集長を兼務しながら浦和レッズマガジンなど数誌を創刊。W杯、EURO、南米選手権、五輪などを精力的に取材。10年3月にフリーのサッカージャーナリストに。携帯サイト「超ワールドサッカー」でメルマガやコラムを長年執筆。主な著書に「Jリーグ・レジェンド」シリーズ、「Jリーグ・スーパーゴールズ」、「サッカー戦術ルネッサンス」、「ストライカー特別講座」(東邦出版)など。

独移籍のFC東京・室屋が迷いを断ち切った指揮官のひと言

公開日: 更新日:

 それから1年7カ月が経ち、今度は室屋が海外へ挑戦する時がきた。8月15日の試合後。新型コロナ禍で選手取材はリモートだった。室屋に質問した。彼と話すのは久方ぶりだった。2020年シーズンは2月のACLプレーオフとJ1リーグの開幕戦の後、リーグ戦も練習も中断されて久しいからだった。

 パソコン越しに自己紹介すると「あ、どうも」と答えが返ってきた。早速、本題に入る。

「今回の移籍に関して南野君と何か話しましたか?」と聞いてみた。すると室屋は「移籍が決まる前くらいに話しました」と明かし、「拓実も喜んでいたし、『これで近くなるな。会えるやん』みたいな感じで話しました」と旧友とのやり取りを包み隠さず話してくれた。

南野からは、特にアドバイスはなかったと言うが、まずは2人とも、新シーズンはレギュラーポジションの獲得が課題となる。

南野はプレミアリーグ、室屋はブンデスリーガ2部。直接対決することはないが、いつの日か、同じチームで、あるいはライバルとして、2人が同じピッチに立つ姿を見たいものである。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    米倉涼子“自宅ガサ入れ”報道の波紋と今後…直後にヨーロッパに渡航、帰国後はイベントを次々キャンセル

  2. 2

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 3

    彬子さま三笠宮家“新当主”で…麻生太郎氏が気を揉む実妹・信子さま「母娘の断絶」と「女性宮家問題」

  4. 4

    アッと驚く自公「連立解消」…突っぱねた高市自民も離脱する斉藤公明も勝算なしの結末

  5. 5

    ヤクルト池山新監督の「意外な評判」 二軍を率いて最下位、その手腕を不安視する声が少なくないが…

  1. 6

    新型コロナワクチン接種後の健康被害の真実を探るドキュメンタリー映画「ヒポクラテスの盲点」を製作した大西隼監督に聞いた

  2. 7

    違法薬物で逮捕された元NHKアナ塚本堅一さんは、依存症予防教育アドバイザーとして再出発していた

  3. 8

    大麻所持の清水尋也、保釈後も広がる波紋…水面下で進む"芋づる式逮捕"に芸能界は戦々恐々

  4. 9

    “行間”を深読みできない人が急増中…「無言の帰宅」の意味、なぜ分からないのか

  5. 10

    万博協会も大阪府も元請けも「詐欺師」…パビリオン工事費未払い被害者が実名告発