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山口すず夏プロゴルファー

2000年8月2日生まれ、神奈川県相模原市出身。160センチ、A型。7歳からゴルフを始め、15年「全米女子オープン」日本地区予選会2位。日本人史上最年少14歳でメジャー出場。18年「豪州女子アマ」で日本人初優勝。同年米女子ツアー最終QT36位資格で出場権を獲得。18歳でプロ転向。米ルーキーイヤーの昨季は賞金ランク150位。2年目の今季は初優勝を目指す。得意クラブはパター。環境ステーション所属。

プロは「しっかり賞金を稼がなきゃいけない」

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 7月5日に日本を出発してから2カ月が過ぎ、なかなか結果の出ないもどかしい戦いが続いています。それでも米国入りした頃よりもショットは安定しています。いま、出場できる試合も限られ、実戦の中でどれだけ戦えるのかも試すことができない不安があります。

 スコアを崩して落ち込んでいる時に、父ヒロユキが「来年もできるんだから気楽にいこうよ」と励ましてくれます。コロナ禍でLPGAは今年のQTを行わず、昨年のQシリーズ(ファイナルQT)16位の出場資格が来年も継続されます。それなのに、予選が通らずに「どうしよう」「優勝しない限り現状を変えられない」と焦ってしまい、ずっと自分自身を追い込んでいたのです。

 来年のツアー出場権も確保されているのですから、ミスを気にせずにもっと思い切って戦えたのです。

■87歳の祖母が日本からテレビ応援

 プロは勝ってナンボの世界です。それにPGAツアーの松山英樹さんを見て思うのはゴルフファンを魅了するプレーができるところがすごい。私の場合、「すごいな」と思えるプレーは一日に数回あるか、ないかです。もっと見ている人に楽しんでもらえるように技を磨かないといけない。それに応援してくれる多くの人や、支援してくれるスポンサーさんのためにも、いい結果を出して恩返しをするのが一番です。予選を通らないと賞金を手にすることもできません。

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