著者のコラム一覧
友成那智スポーツライター

 1956年青森県生まれ。上智大卒。集英社入社後、今はなきPLAYBOY日本版のスポーツ担当として、日本で活躍する元大リーガーらと交流、米国での現地取材も頻繁に行いアメリカ野球やスポーツビジネスへの造詣を深める。集英社退社後は、各媒体に大リーグ関連の記事を寄稿。04年から毎年執筆している「完全メジャーリーグ選手名鑑」は日本人大リーガーにも愛読者が多い。

契約し不良債権化 やらずぶったくり筆頭はロッテのチェン

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■ルスネイ・カスティーヨ(33=レッドソックス3A)

 キューバ亡命組が過大評価されていた2014年に7年7250万ドル(約76億円)という破格の待遇でレッドソックス入り。同年9月には早くもメジャーに昇格したが、その後は故障続き。変化球への対応力も低いため、16年に40人枠から外されマイナーで不良資産化することに。

 昨年まで中日巨人でプレーしたアレックス・ゲレーロも過大評価されてドジャースに4年2800万ドル(約30億円)の大型契約で入団したが、選球眼がお粗末なことと、素行の悪さがネックになってメジャーに定着できなかったクチだ。

■クリス・デービス(34=オリオールズ)

 本塁打王に2度輝いた長距離砲だが、16年にオリオールズと新たに7年1億6100万ドル(約170億円)の大型契約を交わした後、極端な打撃不振に陥り、18年には規定打数に達した打者ではメジャー史上ワーストとなる打率1割6分8厘を記録。さらに翌19年には54打数連続でヒットがなく、それまでのワースト記録(46打数)を大幅に更新した。今季も1割1分5厘という無残な打率で、シーズン中にひざの故障を理由に負傷者リスト入り。

 よくなる兆しがないため球団はクビにしたいのだが、そうすると22年までの年俸4800万ドル(約51億円)をタダでくれてやることになるため、まだ決断できないでいる。

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