著者のコラム一覧
元川悦子サッカージャーナリスト

1967年7月14日生まれ。長野県松本市出身。業界紙、夕刊紙を経て94年にフリーランス。著作に「U―22」「黄金世代―99年ワールドユース準優勝と日本サッカーの10年 (SJ sports)」「「いじらない」育て方~親とコーチが語る遠藤保仁」「僕らがサッカーボーイズだった頃2 プロサッカー選手のジュニア時代」など。

GK権田語る「W杯で『頼りになる』選手でないと意味なし」

公開日: 更新日:

権田修一(ポルティモネンセ・GK・31歳)

「(自分の代表キャリアが)順調じゃなかったのは間違いないですよね」。1―0で勝利した13日のオーストリア遠征・パナマ戦。元代表GKの楢崎正剛(名古屋CSF)の7戦連続無失点記録に並んだ権田修一は、下積みの長かった10年間をしみじみと語った。

  ◇  ◇  ◇

 元代表DF内田篤人(JFAロールモデルコーチ)とともに2004年AFC・U―17選手権に参戦した頃から「未来の日本代表GK」の呼び声が高かった。岡田武史監督時代の10年1月のイエメン戦で順調にA代表デビュー、ザックジャパン時代は代表常連の地位を勝ち得た。

 だが、眼前にはつねに川島永嗣(ストラスブール)という高い壁があった。14年のブラジルW杯も川島、西川周作(浦和)に続く3番手で出番なし。18年ロシアW杯を目指し、再始動した直後の15年にはオーバートレーニング症候群を発症。思わぬ不振に陥った。

 心機一転を図るべく、16年1月に欧州移籍を決断。中学から在籍したFC東京を離れ、本田圭佑(ボタフォゴ)が経営に携わっていた当時オーストリア2部SVホルンに赴いたものの、ケガもあってA代表から遠ざかった。17年2月の鳥栖移籍後も日の丸復帰はままならず、ロシアW杯は選外となった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    本命は今田美桜、小芝風花、芳根京子でも「ウラ本命」「大穴」は…“清純派女優”戦線の意外な未来予想図

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  3. 8

    石破首相続投の“切り札”か…自民森山幹事長の後任に「小泉進次郎」説が急浮上

  4. 9

    今田美桜「あんぱん」44歳遅咲き俳優の“執事系秘書”にキュン続出! “にゃーにゃーイケオジ”退場にはロスの声も…

  5. 10

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃