2日目は最終組“原vs渋野”2サムも…黄金世代2人の不安材料

公開日: 更新日:

 松林でセパレートされた会場は第1打を曲げたら勝負にならない。その点、ドライバーを使わなくても原の飛距離ならスプーンでも十分に対応できる。

「スプーンなら飛ばしよりも方向性重視ですから、右ひざへの負担も少ない。さらに日本女子オープンで耐えるゴルフを学んでいる。丁寧なゴルフに集中できるだけに、初日の好発進は大きなアドバンテージになる」(田原プロ)

 一方の渋野は、今季はスイング改造などで迷いが生じ、国内初戦で予選落ち。ここまで11試合(海外6試合含む)を終えて未勝利だ。1年前はボギーをたたいた直後にバーディーを奪うバウンスバックが代名詞になるぐらい勢いがあったが、海外転戦で“渋野らしさ”が消えてしまった。

「昨年はメジャーの全英女子に勝ち、みんなに期待され、国内でも鈴木愛(26)と賞金女王を争うなど、結果を残したが、今年はゴルフの怖さを覚えてしまった。スコットランドのリンクス2連続予選落ちで自信を失い、海外転戦では自分のゴルフができなかった。帰国後、1試合ずつ調子を上げてきたが、“勝てるのかな”という不安が頭をもたげると思う。サンデーバックナインまでじっと我慢して、追いかける立場なら勝つチャンスも出てくる」(田原プロ)

 勢いのある若手が上位に顔を並べており、今週は面白い展開になりそうだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  2. 2

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  3. 3

    マツコが股関節亜脱臼でレギュラー番組欠席…原因はやはりインドアでの“自堕落”な「動かない」生活か

  4. 4

    松井秀喜氏タジタジ、岡本和真も困惑…長嶋茂雄さん追悼試合のウラで巨人重鎮OBが“異例の要請”

  5. 5

    巨人・田中将大と“魔改造コーチ”の間に微妙な空気…甘言ささやく桑田二軍監督へ乗り換えていた

  1. 6

    5億円豪邸も…岡田准一は“マスオさん状態”になる可能性

  2. 7

    小泉進次郎氏8.15“朝イチ靖国参拝”は完全裏目…保守すり寄りパフォーマンスへの落胆と今後の懸念

  3. 8

    渡邊渚“初グラビア写真集”で「ひしゃげたバスト」大胆披露…評論家も思わず凝視

  4. 9

    「石破おろし」攻防いよいよ本格化…19日に自民選管初会合→総裁選前倒し検討開始も、国民不在は変わらず

  5. 10

    大の里&豊昇龍は“金星の使者”…両横綱の体たらくで出費かさみ相撲協会は戦々恐々