著者のコラム一覧
六川亨サッカージャーナリスト

1957年、東京都板橋区出まれ。法政大卒。月刊サッカーダイジェストの記者を振り出しに隔週、週刊サッカーダイジェストの編集長を歴任。01年にサカダイを離れ、CALCIO2002の編集長を兼務しながら浦和レッズマガジンなど数誌を創刊。W杯、EURO、南米選手権、五輪などを精力的に取材。10年3月にフリーのサッカージャーナリストに。携帯サイト「超ワールドサッカー」でメルマガやコラムを長年執筆。主な著書に「Jリーグ・レジェンド」シリーズ、「Jリーグ・スーパーゴールズ」、「サッカー戦術ルネッサンス」、「ストライカー特別講座」(東邦出版)など。

追憶のマラドーナ 「神の手」と「5人抜き」ゴールの思い出

公開日: 更新日:

 今、考えてもこんなにワクワクするようなカードがあるだろうか?「事実上の決勝戦」と言われた試合は1-1のまま決着が付かず、ついにPK戦に委ねられた。

 試合中にはジーコがPKを失敗し、PK戦ではプラティニもシュートを大きく外してしまう。そして前回スペイン大会に続き、フランスがベスト4進出一番乗りを果たした。

 22日には、アルゼンチンーイングランド戦の他にメキシコシティから260キロほど北のプエブラでベルギーとスペインとの一戦が行われる。

 在籍していたサッカー専門誌は、記者2名でW杯を現地取材していた。筆者が取材することになっていた試合は、後者のベルギー対スペイン戦だ。

 因みにキックオフ時間は前者が正午、後者は午後4時。「アルゼンチンーイングランド戦を途中まで見てから移動してもベルギーとスペイン戦には間に合う」。そう判断して22日早朝の飛行機でメキシコシティ空港に向かい、そこでタクシーをチャーターした。

 アステカ2000スタジアム→プエブラ→メキシコシティ市内に戻るコース。一日貸し切りのチャーター代は65ドル(約1万円1700円。当時は1ドル=約180円)で運転手の昼食代3000ペソ(約900円)付きだったと記憶している。

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