メジャーにこれだけの“しきたり”が 先人たちの体験と失敗

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相手チームとメディアを刺激したダル

 メジャーには公認野球規則に記載されていない暗黙のルール、不文律が存在する。例えば大差で勝っているチームの選手は、3-0からカウントを取りにきた球を打つこと、盗塁することなどが禁じられている。ノーヒットノーランや完全試合継続中のバントヒット、サヨナラ以外の本塁打での派手なガッツポーズ、捕手のサインを打者がのぞいたり二塁走者が打者に伝えたりすることなどもご法度だ。要するに対戦は正々堂々、相手には敬意を払わなければならない。インチキや見下した態度を取ることは許されないのだ。

 ダルビッシュ有は渡米1年目、2012年のオープン戦初戦でフェンス越え(記録は二塁打)の当たりを打たれながら、「とらえられたという感じはしない」と発言。このコメントが相手チームとメディアを刺激した。「120メートル超の当たりを打たれながら、あんなことがよく言えるよな」とベテラン選手が吐き捨てれば、米紙「USAトゥデー」は「彼は現実を認識していない」という相手選手のコメントを掲載した。

メッツに入団した松井稼頭央が、1年目から2年続けて開幕戦のプレーボール直後の初球を本塁打したのも微妙と言えば微妙でした。『快挙』と報じたメディアもあるが、開幕投手は、さあスタートという意味を込めて、ど真ん中に思い切りストレートを投げ込むからです。右も左も分からない1年目ならともかく、2年続けて初球ストレートを狙い打ちするのはいかがなものかと、むしろ冷ややかなメディアが多かったですから。アンリトンルールに反した場合のペナルティーは報復死球がほとんどですが、投手にはぶつけませんし、ぶつけるときも頭部は絶対に避けなきゃいけません」(米紙コラムニストのビリー・デービス氏)

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