日額30万円!ベラボーに高い東京五輪人件費 単価は10段階

公開日: 更新日:

 これじゃあカネがいくらあっても足りないわけだ。

 今夏に開催予定の東京五輪パラリンピックを巡り、東京五輪・パラ組織委が作成した大会運営の委託費を積算する際の根拠となる人件費の単価が、1日当たり最高30万円となっていることが分かった。1日の毎日新聞が報じた。

 東京五輪は計33競技339種目を9都道県の42会場で実施。各会場では観客誘導などの業務があり、組織委はこれらの業務を電通やADKなど大手広告代理店を中心とする計9社に委託して運営する予定だ。

 毎日新聞は同組織委がその際のコストを積算するための「参考値」を基に作成した内部資料を入手。それによると、人件費の単価は計10ランクの役職に分かれて設定されており、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザで行われる競技運営を担当する企業への委託費は約5・3億円。人件費の単価は最もランクの高い「運営統括」(企業で部長級に相当)で日額30万円、次いで「チーフ」「ディレクター」が各同20万円だったという。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本は強い国か…「障害者年金」を半分に減額とは

  2. 2

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  5. 5

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」