バッハ会長「緊急事態宣言と五輪は無関係」発言の狡猾さ

公開日: 更新日:

 思えば東京五輪が1年延期になったのも昨年、安倍前首相が「完全な形で開催したいから」とIOCに延期を打診したからだ。これにより、延期に伴う費用の大半は日本サイドが背負い、IOCの出血は最低限に抑えられた。

「バッハ会長は狡猾ですからね。自分で判断することを避け、常に誰かにバトンを預けている。外国人客受け入れ断念も日本に決めさせた。さらに観客の上限や完全に無観客にするかどうかの判断も、日本政府や組織委員会に丸投げです。IOCには独自の情報網があるので、日本の感染状況や世論の声なども収集しているはず。それでも責任を回避するために、自分たちからは決して動こうとしない。まさに嘘と欺瞞に満ちあふれた茶番劇ですよ」(前出の谷口氏)

 要するにバッハ会長は日本に責任を押し付けている。日本はいいように利用されているのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  2. 2

    横綱・大の里まさかの千秋楽負傷休場に角界から非難の嵐…八角理事長は「遺憾」、舞の海氏も「私なら出場」

  3. 3

    2026年大学入試はどうなる? 注目は公立の長野大と福井県立大、私立は立教大学環境学部

  4. 4

    東山紀之「芸能界復帰」へカウントダウン着々…近影ショットを布石に、スマイル社社長業務の終了発表か

  5. 5

    「総理に失礼だ!」と小池都知事が大炎上…高市首相“45度お辞儀”に“5度の会釈”で対応したワケ

  1. 6

    大関取り安青錦の出世街道に立ちはだかる「体重のカベ」…幕内の平均体重より-10kg

  2. 7

    日中対立激化招いた高市外交に漂う“食傷ムード”…海外の有力メディアから懸念や皮肉が続々と

  3. 8

    義ノ富士が速攻相撲で横綱・大の里から金星! 学生相撲時代のライバルに送った痛烈メッセージ

  4. 9

    同じマンションで生活を…海老蔵&米倉涼子に復縁の可能性

  5. 10

    独立に成功した「新しい地図」3人を待つ課題…“事務所を出ない”理由を明かした木村拓哉の選択