バッハ会長「緊急事態宣言と五輪は無関係」発言の狡猾さ

公開日: 更新日:

 思えば東京五輪が1年延期になったのも昨年、安倍前首相が「完全な形で開催したいから」とIOCに延期を打診したからだ。これにより、延期に伴う費用の大半は日本サイドが背負い、IOCの出血は最低限に抑えられた。

「バッハ会長は狡猾ですからね。自分で判断することを避け、常に誰かにバトンを預けている。外国人客受け入れ断念も日本に決めさせた。さらに観客の上限や完全に無観客にするかどうかの判断も、日本政府や組織委員会に丸投げです。IOCには独自の情報網があるので、日本の感染状況や世論の声なども収集しているはず。それでも責任を回避するために、自分たちからは決して動こうとしない。まさに嘘と欺瞞に満ちあふれた茶番劇ですよ」(前出の谷口氏)

 要するにバッハ会長は日本に責任を押し付けている。日本はいいように利用されているのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    参政党・神谷宗幣代表が街頭演説でブチまけた激ヤバ「治安維持法」肯定論

  2. 2

    「自公過半数割れ」後の大政局…反石破勢力は「高市早苗首班」で参政党との連立も

  3. 3

    元小結・臥牙丸さんは5年前に引退しすっかりスリムに…故国ジョージアにタイヤを輸出する事業を始めていた

  4. 4

    自民旧安倍派「歩くヘイト」杉田水脈氏は参院選落選危機…なりふり構わぬ超ドブ板選挙を展開中

  5. 5

    「時代に挑んだ男」加納典明(25)中学2年で初体験、行為を終えて感じたのは腹立ちと嫌悪だった

  1. 6

    トップ清水賢治社長に代わったフジテレビの“アニメ推し”が目に余る

  2. 7

    参院選和歌山「二階vs世耕」は血みどろの全面戦争に…“ステルス支援”が一転、本人登場で対立激化

  3. 8

    参政党が消せない“黒歴史”…党員がコメ農家の敵「ジャンボタニシ」拡散、農水省に一喝された過去

  4. 9

    長嶋茂雄さんの引退試合の日にもらった“約束”のグラブを含めてすべての思い出が宝物です

  5. 10

    遠野なぎこさんは広末涼子より“取り扱い注意”な女優だった…事務所もお手上げだった