競泳・池江璃花子の東京五輪は24年パリ大会への「試金石」

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「今は伸びしろしかない。自分自身に期待している」――。

 白血病から復活した競泳池江璃花子(20)が五輪本番に向けて自信をみなぎらせている。

 4月の東京五輪代表選考会を兼ねた競泳の日本選手権(東京アクアティクスセンター)で、個人種目4冠(自由形、バタフライの50メートルと100メートル)を達成。日本水連が定めた個人種目での派遣標準記録は切れず、リレー2種目(400メートルメドレー、400メートル)での代表入りが内定。6月のジャパンオープン(千葉県国際総合水泳場)で、派遣標準記録をクリアすれば、個人種目への出場の可能性も残しているものの「まずはリレーで選ばれているので、リレー2種目で貢献したい」と、日本女子では2012年ロンドン五輪以来となる、団体種目での表彰台に照準を絞っている。

 大会後、白血病で入院していた病院で診察を受けたそうで「先生からは『何も問題ありません』と言われました」(池江)と、主治医からのお墨付きを得たという。

 しかし、4種目計11レースをこなした先の日本選手権では、最終日は疲労からタイムが伸びなかっただけに「毎日、違うところが筋肉痛になった。レース後の体のダメージが大きかった」と、不安を隠さない。得意種目の100メートルバタフライの優勝タイムは57秒77。自己ベストで日本記録の56秒08にはまだ1秒69の差があった。当初の予定通り、24年パリ五輪での完全復活、メダル取りを狙うのが現実的といえる。

 平井コーチは5月以降、オンラインを使って定期的に池江のコンディショニングの把握に努めるとしているが、東京五輪はあくまでもパリ五輪でのメダル取りのためのステップに過ぎない。

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