無観客試合で損失13億円 プロ野球は"早く五輪中止”が本音

公開日: 更新日:

「まして、政府のコロナ分科会の尾身会長は先日、宣言解除は、『ステージ2』相当まで落ち着いた段階で行うのが望ましいとの発言をしている。感染者が一向に減らず、この先再び、無観客開催を強いられることもあるかもしれない。ただ、野球サッカーも最優先とする日程消化に影響がでかねない中断だけは避けたい。かといって延期するにしても限度があります」(球界関係者)

 そんな中、NPB周辺では「東京五輪をサッサと中止にしてくれた方がいい」との声が出ている。

「五輪が中止になれば、野球もサッカーもやっている場合ではない、との意見も出るかもしれないが、NPBもJリーグも昨年から感染対策をきちんとやっている。五輪ありきのコロナ対策で、無観客を強いられるのはコリゴリなんです。中止になれば、何より7~8月にかけての五輪中断期間を活用できる。五輪で使用されるハマスタや神宮も使えます。感染状況によっては有観客での試合開催も可能。日程の幅が広がりますから」(前出の関係者)

 プロ野球もJリーグも、東京五輪のために損を被るのは御免なのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本ハムが新庄監督の権限剥奪 フロント主導に逆戻りで有原航平・西川遥輝の獲得にも沈黙中

  2. 2

    白鵬のつくづくトホホな短慮ぶり 相撲協会は本気で「宮城野部屋再興」を考えていた 

  3. 3

    DeNA三浦監督まさかの退団劇の舞台裏 フロントの現場介入にウンザリ、「よく5年も我慢」の声

  4. 4

    藤川阪神の日本シリーズ敗戦の内幕 「こんなチームでは勝てませんよ!」会議室で怒声が響いた

  5. 5

    佳子さま“ギリシャフィーバー”束の間「婚約内定近し」の噂…スクープ合戦の火ブタが切られた

  1. 6

    半世紀前のこの国で夢のような音楽が本当につくられていた

  2. 7

    生田絵梨花は中学校まで文京区の公立で学び、東京音大付属に進学 高3で乃木坂46を一時活動休止の背景

  3. 8

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  4. 9

    田原俊彦「姉妹は塾なし」…苦しい家計を母が支えて山梨県立甲府工業高校土木科を無事卒業

  5. 10

    プロスカウトも把握 高校球界で横行するサイン盗みの実情