無観客試合で損失13億円 プロ野球は"早く五輪中止”が本音

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「まして、政府のコロナ分科会の尾身会長は先日、宣言解除は、『ステージ2』相当まで落ち着いた段階で行うのが望ましいとの発言をしている。感染者が一向に減らず、この先再び、無観客開催を強いられることもあるかもしれない。ただ、野球サッカーも最優先とする日程消化に影響がでかねない中断だけは避けたい。かといって延期するにしても限度があります」(球界関係者)

 そんな中、NPB周辺では「東京五輪をサッサと中止にしてくれた方がいい」との声が出ている。

「五輪が中止になれば、野球もサッカーもやっている場合ではない、との意見も出るかもしれないが、NPBもJリーグも昨年から感染対策をきちんとやっている。五輪ありきのコロナ対策で、無観客を強いられるのはコリゴリなんです。中止になれば、何より7~8月にかけての五輪中断期間を活用できる。五輪で使用されるハマスタや神宮も使えます。感染状況によっては有観客での試合開催も可能。日程の幅が広がりますから」(前出の関係者)

 プロ野球もJリーグも、東京五輪のために損を被るのは御免なのだ。

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