ゴルフ場運営PGM系列57億円申告漏れ 合併繰り返し税軽減か

公開日: 更新日:

 ゴルフ場運営会社パシフィックゴルフマネージメント(PGM)のグループ会社が東京国税局から約57億円の申告漏れを指摘されていたことが、12日の一部報道で分かった。

 PGMの子会社PGMプロパティーズ(PGMP)は2017年2月、グループのPGMプロパティーズ4(PGMP4)と合併。約57億円の赤字を引き継いだ。PGMPは17年3月期の税務申告で欠損金を利益と相殺し、所得を約25億円と計上した。この欠損金は2社とは別のグループ会社で発生したもので、PGMP4は今回の合併直前にこの別会社と合併して欠損金を承継した。

 東京国税局は、2度の合併は税負担を減らすのが目的と判断。19年に過少申告加算税を含めた法人税の追徴課税約15億円の処分を実施した。PGM側は今年4月、処分の取り消しを求める訴訟を東京地裁に起こした。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  5. 5

    巨人正捕手は岸田を筆頭に、甲斐と山瀬が争う構図…ほぼ“出番消失”小林誠司&大城卓三の末路

  1. 6

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  2. 7

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    「ばけばけ」苦戦は佐藤浩市の息子で3世俳優・寛一郎のパンチ力不足が一因