巨人に不吉にはデータ…交流戦負け越しシーズンはV率0%!

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 セ・パ交流戦を7勝8敗3分けで終えた巨人原辰徳監督(62)が「甲子園の決勝戦のような気持ちで全員いった」と13日のロッテとの最終戦に臨んだが、エース菅野が3回途中4失点でKO負け。3年ぶり6度目の負け越しとなり、12チーム中9位に沈んだ。貯金20としている首位阪神とは今季最大の7ゲーム差に引き離された。

 巨人にとって交流戦は、セ・リーグのペナントレースで上昇するためのイベントだった。2012年からのリーグ3連覇時を見ると、12年17勝7敗で1位、13年は13勝10敗1分けで3位、14年は16勝8敗で1位。原監督が3度目の就任となった19年にリーグ優勝を果たした際も、11勝7敗で最終戦まで交流戦の優勝を争う3位と健闘していた。セで唯一2度の優勝経験があり、交流戦を苦手とする広島や阪神といったライバルを蹴落とし、リーグ優勝につなげてきた歴史がある。

■4、3、2、4、3位

 一方で不吉なデータがある。負け越した場合、後々まで尾を引くということだ。これまで06年13勝23敗、11年10勝13敗1分け、15年7勝11敗、17年6勝12敗、18年8勝10敗の5度あり、シーズンの順位は、4、3、2、4、3位といずれもリーグ優勝を逃していて、Bクラスも2度ある。なお、12勝12敗だった10年は3位、9勝9敗だった16年も2位。五分の成績でもV逸している。つまり、交流戦でコケると、シーズン再開後もリカバリーできないチームといえるのである。

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