異色の不動産業経営ボクサー細川バレンタインが危惧「五輪が無観客なら世界新記録は期待できない」

公開日: 更新日:

 今年3月、東京五輪組織委員会、IOC(国際オリンピック委員会)などの5者協議で海外客の受け入れを断念しました。

 宿泊、観光業を中心にインバウンドは見込めず、都内で民泊施設を運営する私も、訪日客を当て込んでいただけに、ダメージは計り知れません。経営者としては痛手ですが、アスリート視点からも今回の五輪に不安を抱いています。

 今後の国内の新型コロナウイルスの感染状況次第では、無観客で開催される可能性もあるからです。

 私はスタジアムやアリーナに観客を入れて競技を披露する以上、プロ、アマ問わずアスリートはエンターテイナーだと思っています。

 アスリートの多くはスタンドの観客の歓声や罵声をエネルギーに変えています。多くの人に見てもらってこそ、アドレナリンが出て、いいパフォーマンスにつながるのです。

 プロのボクサーである私も派手なパンチを決めたのに、拍手がまばらでは気持ちがたかぶらない。ガラガラの後楽園ホールよりも、満員の中で多くの歓声を受けて試合をした方が力を発揮できるのは言うまでもありません。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    参政党・神谷宗幣代表の「質問主意書」がヤバすぎる! トンデモ陰謀論どっぷり7項目に政府も困惑?

  2. 2

    7代目になってもカネのうまみがない山口組

  3. 3

    福山雅治のフジ「不適切会合」出席が発覚! “男性有力出演者”疑惑浮上もスルーされ続けていたワケ

  4. 4

    松井秀喜氏タジタジ、岡本和真も困惑…長嶋茂雄さん追悼試合のウラで巨人重鎮OBが“異例の要請”

  5. 5

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  1. 6

    フジテレビ「不適切会合」出席の福山雅治が連発した下ネタとそのルーツ…引退した中居正広氏とは“同根”

  2. 7

    打者にとって藤浪晋太郎ほど嫌な投手はいない。本人はもちろん、ベンチがそう割り切れるか

  3. 8

    清原果耶は“格上げ女優”の本領発揮ならず…「初恋DOGs」で浮き彫りになったミスキャスト

  4. 9

    選管議論で総裁選前倒しでも「石破おろし」ならず? 自民党内に漂い始めた“厭戦ムード”の謎解き

  5. 10

    収束不可能な「広陵事件」の大炎上には正直、苛立ちに近い感情さえ覚えます