著者のコラム一覧
藤井瑞希バトミントン選手

1988年、熊本県出身。青森山田高3年時に1学年後輩の垣岩令佳とダブルスを組み、インターハイ優勝。シングルスと団体も制し、25年ぶりの3冠達成という快挙を果たした。垣岩と出場した2012年のロンドン五輪女子ダブルスで銀メダルを獲得。日本バドミントン史上初となる表彰台に立ち、「フジカキ」として一躍脚光を浴びた。19年に引退。東京トリップ所属。

青森山田高の同級生・福原愛とは顔を合わせただけで刺激になった

公開日: 更新日:

 実業団のルネサスに進んでからしばらくは、シングルスで結果を残せずに悩む日々が続きました。

 自分の思い通りのプレーができず、スランプに陥った時には、好きなバドミントンをやらせてもらって給料をいただいていることにプレッシャーを感じていました。

「勝てない、結果を残せない私の存在意義って何だろう」と考えるようになったのも、この頃でした。

 そんな時、同じ世界を相手に戦うアスリートとして刺激を受けたのが、青森山田高で2年生まで同じクラスだった卓球福原愛です。

 愛とは、遠征や合宿などもあってお互いに教室で顔を合わせる機会はほとんどありませんでしたが、学校であまり接点がなくても、メールで連絡を取り合っていました。

 卒業後も交流は続き、トップ選手の強化拠点であるナショナルトレーニングセンター(NTC=東京・北区)で、スケジュールが合う時には食事に行ったりしていました。互いの競技やプレーに関して、ほとんど話せなくても、愛が日頃から頑張っているのはわかっていたので、たまに顔を合わせるだけでも「私も頑張らなくては」と刺激を受けていました。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    さすがチンピラ政党…維新「国保逃れ」脱法スキームが大炎上! 入手した“指南書”に書かれていること

  2. 2

    国民民主党の支持率ダダ下がりが止まらない…ついに野党第4党に転落、共産党にも抜かれそうな気配

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    来秋ドラ1候補の高校BIG3は「全員直メジャー」の可能性…日本プロ野球経由は“遠回り”の認識広がる

  5. 5

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  3. 8

    脆弱株価、利上げ報道で急落…これが高市経済無策への市場の反応だ

  4. 9

    「東京電力HD」はいまこそ仕掛けのタイミング 無配でも成長力が期待できる

  5. 10

    日本人選手で初めてサングラスとリストバンドを着用した、陰のファッションリーダー