【柔道】73キロ級・永瀬貴規どん底からの金メダル 一時は五輪出場を絶望視

公開日: 更新日:

 永瀬貴規(27)が、持ち味である粘りの柔道で金メダル。決勝を含め5試合中4試合が延長に突入する我慢の戦いを制し、“谷間”と言われた81キロ級で2000年シドニー五輪の滝本誠以来21年ぶりとなる頂点に立った。

 16年リオ五輪で失意の銅メダル。翌17年の世界選手権では右膝靱帯断裂の大けがを負って手術、復帰まで1年を要した。代表争いでは4、5番手まで降格。一時は東京五輪出場が絶望視された。

【写真】この記事の関連写真を見る(09枚)

 どん底から這い上がっての、悲願の金メダル。「つらい時間の方が多かったですけど、このためにやってきた」との言葉に実感がこもった。

 日本男子柔道はこれで、初日から4連続V。怖いくらいの金メダルラッシュが続いている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    米倉涼子“自宅ガサ入れ”報道の波紋と今後…直後にヨーロッパに渡航、帰国後はイベントを次々キャンセル

  2. 2

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 3

    彬子さま三笠宮家“新当主”で…麻生太郎氏が気を揉む実妹・信子さま「母娘の断絶」と「女性宮家問題」

  4. 4

    アッと驚く自公「連立解消」…突っぱねた高市自民も離脱する斉藤公明も勝算なしの結末

  5. 5

    ヤクルト池山新監督の「意外な評判」 二軍を率いて最下位、その手腕を不安視する声が少なくないが…

  1. 6

    新型コロナワクチン接種後の健康被害の真実を探るドキュメンタリー映画「ヒポクラテスの盲点」を製作した大西隼監督に聞いた

  2. 7

    違法薬物で逮捕された元NHKアナ塚本堅一さんは、依存症予防教育アドバイザーとして再出発していた

  3. 8

    大麻所持の清水尋也、保釈後も広がる波紋…水面下で進む"芋づる式逮捕"に芸能界は戦々恐々

  4. 9

    “行間”を深読みできない人が急増中…「無言の帰宅」の意味、なぜ分からないのか

  5. 10

    万博協会も大阪府も元請けも「詐欺師」…パビリオン工事費未払い被害者が実名告発