【競歩】男子20km池田が銀、山西が銅! “地味”競技だからこその価値

公開日: 更新日:

 日本陸上陣に今大会初のメダルだ。

 奮起したのは男子20キロ競歩の池田向希(23)と山西利和(25)。優勝争いが3人に絞られた終盤、山西がラスト2キロから遅れだし、池田とスタノ(イタリア)の一騎打ちに。池田も最後の1キロで離されたが、優勝したスタノとは9秒差の1時間21分14秒で銀メダル。山西は1時間21分28秒で銅メダルを獲得した。日本陸上勢が同一種目で同時にメダルを獲得するのは戦後初である。

【写真】この記事の関連写真を見る(13枚)

 陸連の強化委員長時代、競歩の育成・強化に力を注いだ澤木啓祐氏は「金を取れなかったのは悔しいが……」と前置きしてこう言う。

「今村文男五輪強化コーチが2005年から指導者の研修を受けたのは競歩王国のイタリアです。19年世界陸上50キロで優勝した鈴木雄介らもイタリア合宿でレベルを上げた。日本の競歩陣が世界陸上や五輪でメダルが取れるようになったのはイタリアのおかげと言っても過言ではない」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    狙われた大谷の金銭感覚…「カネは両親が管理」「溜まっていく一方」だった無頓着ぶり

    狙われた大谷の金銭感覚…「カネは両親が管理」「溜まっていく一方」だった無頓着ぶり

  2. 2
    米国での評価は急転直下…「ユニコーン」から一夜にして「ピート・ローズ」になった背景

    米国での評価は急転直下…「ユニコーン」から一夜にして「ピート・ローズ」になった背景

  3. 3
    大谷翔平は“女子アナ妻”にしておけば…イチローや松坂大輔の“理にかなった結婚”

    大谷翔平は“女子アナ妻”にしておけば…イチローや松坂大輔の“理にかなった結婚”

  4. 4
    「ただの通訳」水原一平氏がたった3年で約7億円も借金してまでバクチできたワケ

    「ただの通訳」水原一平氏がたった3年で約7億円も借金してまでバクチできたワケ

  5. 5
    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

    水原一平元通訳は稀代の「人たらし」だが…恩知らずで非情な一面も

  1. 6
    新婚ホヤホヤ真美子夫人を直撃、米国生活の根幹揺るがす「水原夫人」の離脱

    新婚ホヤホヤ真美子夫人を直撃、米国生活の根幹揺るがす「水原夫人」の離脱

  2. 7
    違法賭博に関与なら出場停止どころか「永久追放処分」まである

    違法賭博に関与なら出場停止どころか「永久追放処分」まである

  3. 8
    大谷翔平のパブリックイメージを壊した水原一平通訳の罪…小栗旬ら芸能人との交流にも冷たい視線

    大谷翔平のパブリックイメージを壊した水原一平通訳の罪…小栗旬ら芸能人との交流にも冷たい視線

  4. 9
    小室圭さんが窮地の大谷翔平の“救世主”に? 新通訳&弁護士就任にファンが期待

    小室圭さんが窮地の大谷翔平の“救世主”に? 新通訳&弁護士就任にファンが期待

  5. 10
    「白鵬米」プロデュースめぐる告発文書を入手!暴行に土下座強要、金銭まで要求の一部始終

    「白鵬米」プロデュースめぐる告発文書を入手!暴行に土下座強要、金銭まで要求の一部始終