照ノ富士が大栄翔に初金星献上も「有意義な1敗」 “王道相撲”が土俵レベルを引き上げる

公開日: 更新日:

 無念の初金星献上となってしまった。

 新横綱・照ノ富士(29)が20日、大栄翔に敗れ今場所初黒星。立ち合いから右のおっつけで左のまわしを取らせてもらえず、突き押しに苦戦。前に前に突き進む平幕を止められず、寄り切られた。

 初黒星だからといって照ノ富士の優勝が危うくなったわけではなく、1敗はいまだ単独トップ。親方衆の中には「今後の土俵を考えると、有意義な1敗」との声もある。

 今場所、照ノ富士の対戦相手はさまざまな試みでこの横綱に土をつけようと向かってきている。当たってから横に動いた2日目の豊昇龍、おっつけでまわしを与えなかった4日目の北勝富士、組み止めてから2本差した6日目の若隆景など、力士によってその工夫はさまざま。8日目の玉鷲は変化気味に当たり、ノド輪で追い詰めた。

 親方のひとりは「大栄翔も、ライバルたちを参考にしたかのような取組だった」とこう続ける。

「照ノ富士は王道の四つ相撲。奇をてらわず、正面から当たってくる。だからこそ、『やり方次第では何とかなるのではないか』と工夫の余地が生まれる。今はどの力士も打倒・照ノ富士を掲げ、切磋琢磨している。体や技だけでなく、頭も磨いている。突出した照ノ富士の存在により、土俵全体のレベルが自然と引き上げられることが期待されているのです」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    伊原陵人の女性トラブル報道と関係が? 阪神の若手有望株を巡る“不可解な塩漬け”

  2. 2

    NHK「のど自慢」見ていて、あの政党の党勢縮小の理由がわかった

  3. 3

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  4. 4

    維新から入閣の中司宏新大臣に案の定「裏金疑惑」…高市内閣は支持率20ポイント暴落もある

  5. 5

    DeNA構想外の藤浪晋太郎を拾いそうな「意外な2球団」 “瀕死の剛腕”にはこれだけの魅力

  1. 6

    藤島ジュリー景子もう復活 懲りない真っ暗闇集団「旧ジャニーズ」と、それを許すテレビ局

  2. 7

    『ペイパーバック・ライター』60年前の日本との実力差を感じる凝った機材セッティング

  3. 8

    藤島ジュリー景子氏「復権の宴」と、「死ぬほど悔しい」と今もむせび泣くジャニー喜多川氏性加害被害者の肉声

  4. 9

    水前寺清子(4)気をつけていることといったら、「自分の心と違うことは言わない」ぐらいかな

  5. 10

    結核とは違う感染症「非結核性抗酸菌症」患者が増加…人からうつらないのに感染するのはなぜ?