中日新監督・立浪和義氏は「教え魔&親分肌」 セ最弱打線脱却には最適な熱血漢

公開日: 更新日:

 コロナ前は解説者としてナゴヤドームに訪れると、中日の選手に助言するのは日常茶飯事。他球団の選手であっても気になることがあれば、自ら声をかけ、内野守備の股割りから足の使い方まで懇切丁寧に理論を伝授したこともある。

「代表クラスの選手への指導はさておき、リーグ最弱の打撃強化とともに、若手野手の台頭が望まれる今の中日には、立浪氏のような熱血漢が不可欠。今の与田体制は打撃指導はもちろん、攻撃の作戦面もほぼ機能していない。選手は迷いが生じ、自分自身で壁をぶち破らないといけないような状況ですから」(中日OB)

 立浪氏は現役時代から、後輩選手や裏方への面倒見がすこぶる良かった。

「いいかげんな挨拶をしたり、怠慢プレーをした後輩には厳しく叱り飛ばす一方、食事やオフのゴルフでは良き兄貴として振る舞う。キャンプ前には裏方を招待してゴルフコンペを行うなど、スタッフへの気配りを欠かさないから今も慕われている。立浪氏の現役時代を知らない若手選手も、チーム内でいまだ強い影響力を持つことを知ってか、今年のキャンプで臨時コーチを務めた際、選手は一目散に挨拶しに行ったそうです」(前出の中日OB)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

    西武フロントの致命的欠陥…功労者の引き留めベタ、補強すら空振り連発の悲惨

  2. 2
    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

    西武の単独最下位は誰のせい? 若手野手の惨状に「松井監督は二軍で誰を育てた?」の痛烈批判

  3. 3
    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

    巨人・小林誠司の先制決勝適時打を生んだ「死に物狂い」なLINE自撮り動画

  4. 4
    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

    全国紙が全国紙でなくなる?「新聞販売店」倒産急増の背景…発行部数の激減、人手不足も一因に

  5. 5
    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

    花巻東時代は食トレに苦戦、残した弁当を放置してカビだらけにしたことも

  1. 6
    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

    日本ハムは過去2年より期待できそう 新外国人レイエスが見せつけた恐るべきパワー

  2. 7
    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産まれてきた

    大谷はアスリートだった両親の元、「ずいぶんしっかりした顔つき」で産まれてきた

  3. 8
    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

    【中日編】立浪監督が「秘密兵器」に挙げた意外な名前

  4. 9
    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

    WBCの試合後でも大谷が227キロのバーベルを軽々と持ち上げる姿にヌートバーは舌を巻いた

  5. 10
    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗

    裏金自民に大逆風! 衆院3補選の「天王山」島根1区で岸田首相の“サクラ”動員演説は大失敗