新庄監督就任で追い込まれ…日本ハム“屈指のパフォーマー”杉谷拳士のあがき

公開日: 更新日:

 よくクビにならずに済んだものだ。

 今オフ、3500万円から20%減額の2800万円で来季の契約を結んだ日本ハム杉谷拳士(30)。

 今季は54試合の出場に留まり、自己ワーストの打率.117。ここ5年間は330試合に出場し、521打数101安打、打率.194ーー。戦力としては一軍半だが、チームやファンを賑わせるムードメーカーとしてしぶとく生き残ってきた。昨年、試合前の国歌斉唱に全力で取り組む動画がYouTubeで270万回以上も再生された。

 が、このオフ、新庄剛志監督(49)が就任。注目度抜群のビッグボスの前では、杉谷は昼あんどん同然だ。新庄監督はテレビ番組で杉谷の起用法を問われると、「(パフォーマンスについては)俺が来たから大丈夫。来年からは野球オンリーでいいと思うよ彼は」。一方の杉谷は、自身のインスタグラムに筋トレをする画像とともに「#肉体改造 #やるしかない #やる気 #MAX」と添えて投稿。意気込みを示している。

 球団は主力だった西川遥輝(29)、大田泰示(31)、秋吉亮(32)を自由契約とした。世代交代が進む中、パフォーマンスという最大の武器を奪われた杉谷が生き残るには、ひとまず新庄監督のお株を奪うくらい体をムキムキにするしかないか……。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 3

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  4. 4

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  5. 5

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 7

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    巨人大ピンチ! 有原航平争奪戦は苦戦必至で投手補強「全敗」危機

  5. 10

    巨人正捕手は岸田を筆頭に、甲斐と山瀬が争う構図…ほぼ“出番消失”小林誠司&大城卓三の末路

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  2. 2

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  3. 3

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  4. 4

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  5. 5

    (5)「名古屋-品川」開通は2040年代半ば…「大阪延伸」は今世紀絶望

  1. 6

    「好感度ギャップ」がアダとなった永野芽郁、国分太一、チョコプラ松尾…“いい人”ほど何かを起こした時は激しく燃え上がる

  2. 7

    衆院定数削減の効果はせいぜい50億円…「そんなことより」自民党の内部留保210億円の衝撃!

  3. 8

    『サン!シャイン』終了は佐々木恭子アナにも責任が…フジ騒動で株を上げた大ベテランが“不評”のワケ

  4. 9

    ウエルシアとツルハが経営統合…親会社イオンの狙いは“グローバルドラッグチェーン”の実現か?

  5. 10

    今井達也の希望をクリアするメジャー5球団の名前は…大谷ドジャースは真っ先に“対象外"