星野仙一さんが闘将たるゆえん…デッドボールを当てて「ちゃんとよけんかい!」と逆ギレ
広島遠征時には行きつけの焼き肉店に誘われ、4日間の遠征期間中、3日は焼き肉ということもザラだった。野球教室を一緒にやることも多かった。
私が(最初の)結婚をする際には、ちょうど現役を引退した星野さんの自宅に挨拶に行き、仲人をお願いすると、快く引き受けてくれた。結局、離婚してしまったが……。
■ゴルフは「80」前後で300ヤードかっ飛ばし
月曜日などの休日にはゴルフに誘ってもらった。星野さんの腕前はパープレーまではいかないほどで「80」前後。ドライバーショットは300ヤード近くをかっ飛ばした。私のベストスコアは阪神スカウト時代に出した「66」だが、この頃は「100」を切るのがやっと。星野さんにはとてもかなわなかった。
そんな星野さんが1986年オフに監督に就任すると、「これから戦うんだから、そんなもの、しなくていい」と相手チームの選手や関係者など「相手の選手と友達になると、厳しいところに投げられなくなってしまう。だから、特に投手は相手の野手と友達にはなるな」といつも言っていた。