卓球、サッカー、スキー…コロナ感染で棄権続出なのに大会成績「平時と同じ」の理不尽

公開日: 更新日:

 コロナはスポーツ界も蝕んでいる。

 24日に開幕した卓球の全日本選手権。初日は単・複の全7種目で128件の棄権があった。新型コロナの影響もあるという。

 インドで行われている女子サッカーのアジア杯では、開催国のインド代表がコロナ陽性者を多数出したことで棄権した。平昌五輪のスキージャンプで金を含む3個のメダルを手にしたA・ウェリンガー(26=ドイツ)も、先週コロナ陽性が判明し、北京五輪代表から外れた。

■なぜ、誰も言いださないのか?

 昨年の東京五輪でもコロナの犠牲者は多数いた。射撃女子クレー・スキートで世界ランク1位のアンバー・ヒル(24=英国)は出発直前に感染が確認され、棄権に泣いた。来日できた海外勢も、事前合宿は続々中止となり、練習や調整に苦労した。それを尻目に日本代表といえば、柔道や卓球、レスリングなどはナショナルトレーニングセンターで強化練習。日本は金27個、銀14個、銅17個の計58個という史上最多のメダルに沸いたが、スポーツファンで寺田病院(東京)名誉院長の澤井廣量氏は「コロナ禍の大会はしっくりこない」とこう語る。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  3. 3

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 4

    阪神・大山を“逆シリーズ男”にしたソフトバンクの秘策…開幕前から丸裸、ようやく初安打・初打点

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    創価学会OB長井秀和氏が明かす芸能人チーム「芸術部」の正体…政界、芸能界で蠢く売れっ子たち

  2. 7

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  3. 8

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  4. 9

    大死闘のワールドシリーズにかすむ日本シリーズ「見る気しない」の声続出…日米頂上決戦めぐる彼我の差

  5. 10

    ソフトB柳田悠岐が明かす阪神・佐藤輝明の“最大の武器”…「自分より全然上ですよ」