根尾の育成めぐり中日いまだ迷走中…初安打翌日に登録抹消、遊撃再コンバートで二軍戦に

公開日: 更新日:

 西武ヘッドコーチ時代に中島宏之(現巨人)を育てた土井正博氏は、松井稼頭央のメジャー移籍で空いた遊撃に、高卒4年目の中島起用を伊東監督に進言。「片目を、いや、両目をつぶって中島を使ってください。必ず監督に恩返しをする選手になります」と、渋る指揮官を説得した。

 中島の遊撃守備は最後まで「一流」にはならなかったものの、バットでは多大な貢献を果たした。

「ただ、中日首脳陣の迷いもわかるんです。確かに根尾は入団時より体は大きくなり、成長したのは確か。それでも昨季は188打席で打率.178とアピールできなかった。これはと思わせるものがまだない。バットに光るものがあったり、ずばぬけた守備力を身に付けたら、首脳陣も『我慢して根尾を使い続けよう』となる。結局、根尾自身の実力不足が招いていることです」(前出の山崎氏)

 立浪監督は「遠回りかもしれないけど、彼のためになると思う」と話した。根尾も首脳陣も迷走中だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋