花巻東・佐々木麟太郎“岡本超え”74号! 西武が3人体制で視察、巨人と阪神は大警戒

公開日: 更新日:

 この男が今夏の主役になるか──。

 花巻東の佐々木麟太郎(2年)が、21日に行われた岩手大会準々決勝の水沢戦に「3番・一塁」で出場。四回に相手左腕のカーブを右翼席にこの夏1号となる74号2ランを叩き込んだ。5打数4安打4打点の大暴れで、チームの4強入りに貢献。「泳がされた感じだったけど、ボールに対応しながらうまく持っていけた。バッティングを変えることなく、ヒットを目指す延長線で打球が伸びてくれた」と汗を拭った。

 まだ2年生ながら、巨人の主砲・岡本和真が智弁学園時代にマークした73本塁打を超えた。エンジンがかかってきた大砲を西武は渡辺GMら3人体制で視察。さる球界関係者がこう言った。

「西武の熱量は他とは違う。昔からあの手この手を使ってアマチュア選手を発掘しているだけに、各球団は不気味に感じている。最近では大フィーバーだった大船渡高3年の佐々木朗希ロッテ)を獲得しようと、本人に“逆指名”してもらう方法はないかと本気で考えたそうです。さすがに朗希に『西武以外には行きません』とは言わせられなかったけど、寝業、裏業を含めた西武のスカウト力には定評があって他球団も一目置いている。甲子園のスター選手を渇望している巨人、ここまでのチーム打率がリーグ最下位(.239)の阪神も密着マークしているだけに、西武の動きには警戒を強めています」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    名球会入り条件「200勝投手」は絶滅危機…巨人・田中将大でもプロ19年で四苦八苦

  2. 2

    永野芽郁に貼られた「悪女」のレッテル…共演者キラー超えて、今後は“共演NG”続出不可避

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    07年日本S、落合監督とオレが完全試合継続中の山井を八回で降板させた本当の理由(上)

  5. 5

    巨人キャベッジが“舐めプ”から一転…阿部監督ブチギレで襟を正した本当の理由

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    高市早苗氏が必死のイメチェン!「裏金議員隠し」と「ほんわかメーク」で打倒進次郎氏にメラメラ

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    三角関係報道で蘇った坂口健太郎の"超マメ男"ぶり 永野芽郁を虜…高畑充希の誕生日に手渡した大きな花束