史上初女子やり投げ銅の北口榛花 チェコ人指導者に出会い即弟子入り宣言、単独渡欧した活力

公開日: 更新日:

 2020年、大学卒業と東京五輪を目前にした2月に再び海を渡ったが、コロナ禍により1カ月ほどで帰国。延期した東京五輪まではオンライン上で師弟関係を続け、以降はチェコと日本を行き来する生活を送っている。

 最初にチェコへ送り出した時のことを、幸平さんはこう振り返っていた。

「多少の心配はありましたが、チェコに行くと言い出した時は嬉しかった。やりたいことのために、自分の意志で勉強しに行くのはすごく良いこと。本人も楽しんでいるし、極論を言うと、ずっとチェコに居てもいいと思っていました(笑い)」

 出身高校は北海道でトップクラスの進学校、旭川東高校。「娘がやりたいことは何でもさせてやりたい。でも、勉強だけはしっかりやるよう言っていました」とは、幸平さん。

 日本陸上史に刻む快挙を達成した女性はケタ外れのパワーだけでなく、活力と知力も備えている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  2. 2

    農水省ゴリ押し「おこめ券」は完全失速…鈴木農相も「食料品全般に使える」とコメ高騰対策から逸脱の本末転倒

  3. 3

    TBS「ザ・ロイヤルファミリー」はロケ地巡礼も大盛り上がり

  4. 4

    維新の政権しがみつき戦略は破綻確実…定数削減を「改革のセンターピン」とイキった吉村代表ダサすぎる発言後退

  5. 5

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  1. 6

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  2. 7

    粗品「THE W」での“爆弾発言”が物議…「1秒も面白くなかった」「レベルの低い大会だった」「間違ったお笑い」

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  5. 10

    巨人阿部監督の“育成放棄宣言”に選手とファン絶望…ベテラン偏重、補強優先はもうウンザリ