著者のコラム一覧
元川悦子サッカージャーナリスト

1967年7月14日生まれ。長野県松本市出身。業界紙、夕刊紙を経て94年にフリーランス。著作に「U―22」「黄金世代―99年ワールドユース準優勝と日本サッカーの10年 (SJ sports)」「「いじらない」育て方~親とコーチが語る遠藤保仁」「僕らがサッカーボーイズだった頃2 プロサッカー選手のジュニア時代」など。

存在感増すDF伊藤洋輝 「バイエルン戦での良い感覚を生かしていきたい」

公開日: 更新日:

伊藤洋輝(23歳・独1部・シュツットガルト)

 カタールW杯最終予選未出場ながら、出場権獲得後の2022年6月から森保日本入り。188センチの長身DFは、最終メンバー入りを確実にしつつある。全ては昨夏に赴いたドイツ1部でシーズン通してフル稼働した実績のたまものだ。9月のドイツ遠征2連戦では「今季もここまでリーグ戦、カップ戦でフルに起用してもらっている」と自信を見せていた。しかし10月に入ってマタラッツォ監督が辞任。直後の15日のボーフム戦で初の先発落ちを強いられた。19日のドイツ杯・ビーレフェルト戦で先発に復帰。本人も一息ついたはずだが、22日のドルトムント戦は出番なし。W杯開幕を1カ月後に控え、厳しい状況をどう打破するか──。

 ◇  ◇  ◇

 99年に静岡県浜松市で生まれ、中学からは磐田の下部組織でプレー。

 長身と精度の高い左足のキックを武器に頭角を現し、16歳からは年代別代表に選ばれた。19年にはU-20W杯(ポーランド)にも出場するなど将来を嘱望された。

 だが、18年にトップ昇格するもなかなか出番を得られず、翌19年は名古屋に期限付き移籍。そこでも活躍できず、コロナ禍真っただ中の20年に古巣に復帰した。そこで急成長を遂げ、シーズン終盤に加入した代表歴代最多出場のMF遠藤保仁の薫陶を受けてたくましさも増した。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?