ダルビッシュが今オフ移籍市場の目玉に! ポストシーズン早期敗退のNY金満2球団が垂涎

公開日: 更新日:

パ軍は来季で契約が切れるダルに契約延長を打診か

 今オフのFA市場は特に先発投手が手薄といわれる。2度のサイ・ヤング賞右腕のメッツ・デグロム(34=11試合で5勝4敗、防御率3.08)、ドジャースの左腕アンダーソン(32=30試合で15勝5敗、防御率2.57)、レンジャーズの左腕ペレス(31=12勝8敗、防御率2.89)ら実績のある投手はいるものの、地元メディアなどによれば、デグロム、アンダーソンの2人は残留が有力視され、FA市場の目玉になるのはペレスくらいのもの。FAよりもトレードでの補強を優先した球団がパドレスにダルの譲渡を持ちかけるとみられる。

「ヤンキースやメッツ、レッドソックスにブルージェイズ、フィリーズも含めて両リーグの東海岸の資金力豊富な球団がダルの獲得に動くのではないか。特にレギュラーシーズン99勝のヤンキース、同じく101勝のメッツは圧倒的な力でポストシーズンに駒を進めながら、先発陣が踏ん張り切れなかったこともあり、ヤ軍はアストロズにリーグ優勝決定シリーズで4連敗、メ軍はダルのパドレスにワイルドカードシリーズで1勝2敗と競り負けた。この2チーム以外にも、東地区の金満球団はいずれも2番手が務まる実績のある先発投手の補強が課題です。中でも短期決戦のポストシーズンで計算できるダルは、ヤンキースやメッツにとって喉から手が出るほど欲しい選手でしょう」(前出の友成氏)

 パ軍は来季で契約が切れるダルに契約延長を打診するといわれる。今オフには右腕クレビンジャー(31=23試合で7勝7敗、防御率4.33)、左腕マナイア(30=30試合で8勝9敗、防御率4.96)の先発2人がFAになるため、来季以降もダルをローテの軸として位置づけているのだろうが、「今オフ、パ軍の補強の最優先課題は強打の一塁手です。東海岸の球団には強打者を含めて若手有望株が少なくないだけに、交換要員で折り合いがつけば、パ軍がダルに契約延長を打診せずに放出することも考えられます」とは友成氏だ。

 今オフ、水面下で繰り広げられるダル争奪戦の行方に注目か──。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  4. 4

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 5

    西武は“緩い”から強い? 相内3度目「対外試合禁止」の裏側

  1. 6

    「1食228円」に国民激怒!自民・森山幹事長が言い放った一律2万円バラマキの“トンデモ根拠”

  2. 7

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  3. 8

    辞意固めたか、国民民主党・玉木代表…山尾志桜里vs伊藤孝恵“女の戦い”にウンザリ?

  4. 9

    STARTO社の新社長に名前があがった「元フジテレビ専務」の評判…一方で「キムタク社長」待望論も

  5. 10

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは