元川悦子
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元川悦子サッカージャーナリスト

1967年7月14日生まれ。長野県松本市出身。業界紙、夕刊紙を経て94年にフリーランス。著作に「U―22」「黄金世代―99年ワールドユース準優勝と日本サッカーの10年 (SJ sports)」「「いじらない」育て方~親とコーチが語る遠藤保仁」「僕らがサッカーボーイズだった頃2 プロサッカー選手のジュニア時代」など。

10番・南野拓実はカナダ戦で定位置奪回に燃える 欲しいのはゴールに直結する結果だ

公開日: 更新日:

11月15日

 三笘薫を除く25人がドーハに集合した15日。日本代表はW杯壮行会に参加した後、非公開で調整した。冒頭のランニングに脳振とうの遠藤航と左ふくらはぎ違和感の守田英正の姿はなし。日本の鉄板ボランチが揃って17日のカナダ戦(ドバイ)を欠場する可能性が高まった。「ケガ人とか多いですけど、ネガティブな要素を忘れて開き直って戦うことが大事」とエースナンバー・背番号10をつける南野拓実はプラス思考の重要性を強調。森保日本発足時から4年間、走り続けてきた責任と経験値を出し切る構えだ。

 三笘、遠藤、守田と主力級がアクシデントに見舞われ、カナダ戦で本番の予行演習ができなくなった日本。「次の試合はいろんなことを試すチャンス。最後の新たなオプションを持ついい機会になる」と遠藤はこの日話したが、森保一監督はボランチの編成を含め頭を悩ませているはずだ。

 FWの軸が固まっておらず、13日のリーグ戦でフル稼働した鎌田大地伊東純也に無理はさせられない。テスト色の強い構成になりそうだ。

 逆に言えば、控えに甘んじていた面々にとっては千載一遇の好機。9月欧州遠征でトップ下・鎌田の控えに位置付けられた南野は、定位置奪回に燃えているはずだ。

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