レ軍オーナーは年俸削減方針から主力放出も辞さず 吉田正尚の「5年124億円」にも厳しい目

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ジョン・ヘンリー(オーナー/73歳)

 メジャーを代表する老舗球団を率いるのは進取の気性に富んだ投資家だ。

 先物取引やヘッジファンドで財を成したヘンリー氏は2001年に当時史上最高額の6億6000万ドル(約805億円)でレ軍を買収した。球団改革に取り組み、セオ・エプスタイン氏(現MLB相談役)を当時、史上最年少の28歳でGMに抜擢し、セイバーメトリクス(統計手法)の第一人者であるビル・ジェームス氏を招聘して強化体制を築いた。積極的な補強で再建し、04年には86年ぶりの世界一となり「ルースの呪い」を解いた。

■過去には松坂に120億円投じる大盤振る舞いも

 06年オフには松坂獲得に入札金約60億円と合わせ総額約120億円を費やした。15年にはエース左腕プライスと7年約266億8000万円で契約延長し、17年には長距離砲のJ・D・マルティネスを5年約150億円で獲得するなど、潤沢な資金を選手補強につぎ込んできた。

 大リーグに詳しいスポーツライターの友成那智氏がこう言った。

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