【箱根駅伝】コロナ感染明かした駒大エース田澤廉が見据えるフルマラソンへの勝算

公開日: 更新日:

 1月2日に行われた23年度の箱根駅伝は、駒澤大(駒大)が03年度(04年1月2日)以来、19年ぶり4回目の往路優勝を果たした。

 往路の注目選手は2区で登場した駒大のエース田澤廉(4年)。今年の2区は大激戦で、中大・吉居大和(3年)、青学大のエース、近藤幸太郎(4年)の3人で壮絶な区間賞争いを繰り広げた。そして最後の最後に吉居に振り切られた田澤は、レース後、12月上旬に新型コロナウイルスに感染し、1週間ぐらい練習できなかったことを明かした。

 その田澤は来春、実業団のトヨタ自動車への入社が内定。トヨタには駒大OBの西山雄介も在籍しているが、世界陸上やパリ五輪といった国際舞台で戦うため、卒業後も駒大を活動拠点とし、大八木弘明監督の下で、指導を受けるという。

「田澤は大学卒業後、フルマラソンに挑戦する意向を持っている。同じ駒大出身で東京五輪男子マラソン代表の富士通・中村匠吾の背中を追いかけるつもりなのでしょう」とは、メディア関係者。

「中村も駒大卒業後、大八木監督の指導を受け、地道に3年をかけて、マラソン転向の準備を進めてきた。その成果が、東京五輪出場へとつながった。田澤は、中村のことを大いに尊敬している。大学入学時から中村の米国合宿に参加させてもらったりしていましたから。おそらく田澤も中村と同様、焦らず、42.195キロに耐えうる足腰を鍛えるところスタートするのではないか」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  4. 4

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 5

    西武は“緩い”から強い? 相内3度目「対外試合禁止」の裏側

  1. 6

    「1食228円」に国民激怒!自民・森山幹事長が言い放った一律2万円バラマキの“トンデモ根拠”

  2. 7

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  3. 8

    辞意固めたか、国民民主党・玉木代表…山尾志桜里vs伊藤孝恵“女の戦い”にウンザリ?

  4. 9

    STARTO社の新社長に名前があがった「元フジテレビ専務」の評判…一方で「キムタク社長」待望論も

  5. 10

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは