欧州女子ツアー“賞金ぶん捕り合戦”の過酷 カネ目当てに米女子ツアー選手が大挙出稼ぎ

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 力と体力があれば稼げる。

 16日に開幕した欧州女子ツアーの今季3戦目「アラムコ・サウジ・レディース・インターナショナル」(サウジアラビア・ロイヤル・グリーンズG&CC=6295ヤード・パー72)には、世界ランク1位のL・コ(25=ニュージーランド)を筆頭に米ツアーを主戦場とする選手が多数出場している。

 初日はL・コ、パジャレー・アナナルカルン(23=タイ)の2人が8アンダーで首位。畑岡奈紗(24)は4アンダー13位タイ、笹生優花(21)は1オーバー67位タイだった。

 米女子ツアーの選手が欧州ツアーに出稼ぎにきている理由はカネだ。今大会はサウジの国営石油会社がスポンサーになっており、賞金総額は前年5倍の500万ドル(約6億5000万円)、優勝賞金も75万ドル(約9750万円)と高額だ。

 米女子ツアーのメンバーたちは、来週からホームツアーに戻るが、欧州ツアーでは有名選手が参戦する賞金総額100万ドル(約1億3000万円)の「アラムコ・チームシリーズ」(プロ3人・アマ1人のチーム戦)も5大会行われるので、スポット参戦する選手は少なくない。

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