三笘薫「ジョーカーからエースへ」でも見せ場なし…新生森保J初陣ドローで見えた課題

公開日: 更新日:

「三笘はプレミアリーグで9得点6アシストと調子がいいので期待していましたが、物足りなさは残りました。逆の右サイドと比べ、三笘の左サイドのコンビネーションがいまひとつ。DF伊藤が2列目の三笘を飛び越えて前線に上がってしまう場面があって、三笘が守備に追われていた。あれでは良さが生きない。後半は右サイドからMF伊東がクロスを上げてチャンスをつくっていたが、三笘も左サイドからやって欲しいし、シュートも打って欲しい。90分近く出場した運動量は可もなく不可もなくといったところ。森保監督がスタメンで使ったのは、新たなエース候補と見ているから。カウンターの起点にはなっていたので、今後は周囲の選手とのコンビネーションが課題となります」

 三笘は「W杯を経験している中で、より存在感というか、立ち位置も中心になっていかないといけない」と決意を新たに臨んでいた。試合後は「ビルドアップで前に運ぶことができず、カウンターしかできなかったのが課題」と唇をかんだ。

 強豪ドイツ、スペインを撃破し、16強入りしたW杯では「三笘の1ミリ」で一躍時の人となった。森保ジャパンの「切り札」から「エース」へと変貌を遂げるには、まだ時間がかかりそうだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松井秀喜氏タジタジ、岡本和真も困惑…長嶋茂雄さん追悼試合のウラで巨人重鎮OBが“異例の要請”

  2. 2

    7代目になってもカネのうまみがない山口組

  3. 3

    巨人・田中将大と“魔改造コーチ”の間に微妙な空気…甘言ささやく桑田二軍監督へ乗り換えていた

  4. 4

    福山雅治のフジ「不適切会合」出席が発覚! “男性有力出演者”疑惑浮上もスルーされ続けていたワケ

  5. 5

    打者にとって藤浪晋太郎ほど嫌な投手はいない。本人はもちろん、ベンチがそう割り切れるか

  1. 6

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  2. 7

    DeNA藤浪晋太郎がマウンド外で大炎上!中日関係者が激怒した“意固地”は筋金入り

  3. 8

    収束不可能な「広陵事件」の大炎上には正直、苛立ちに近い感情さえ覚えます

  4. 9

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  5. 10

    吉村府知事肝いり「副首都構想」に陰り…大阪万博“帰宅困難問題”への場当たり対応で露呈した大甘な危機管理