早大が高校有望株乱獲へ大攻勢! U18代表、麟太郎、甲子園V選手まで…慶応には負けられない

公開日: 更新日:

 早大は高校野手三羽ガラスのみならず、U18メンバーや春夏甲子園の優勝校の主力の動向も注視している。

「今回のU18メンバーでは3人の早大希望者の名前を聞きました。仙台育英の右腕・高橋煌稀、捕手の尾形樹人の昨夏Vバッテリーと、日大三の右腕・安田虎汰郎です。今春の選抜優勝校の山梨学院で1年夏から4番を打つ高橋海翔も、早大が本命とか。早大には以前から多数のU18、甲子園Vメンバーが入学していますが、来春は例年以上に多くなるでしょう」(前出のアマ球界関係者)

 かねて早大のスカウティングは「プロ顔負け」といわれてきたが、近年は明大などが早い段階で優秀な高校生にツバをつけている上に、早大の早期推薦枠は4人と少ないため、苦戦を強いられているという。

「早大が危機感を抱いていることの証左です」と、東京六大学の関係者がこう続ける。

「近年は黄金期を築く明大に加え、通算の対戦成績で圧倒している慶大にも後塵を拝している。2019年春以降の8季(20年春は1試合のみの変則日程)で慶大を上回ったのは22年秋の1度だけ。まして来年は慶大に、丸田ら高校の甲子園優勝メンバーがゴッソリ入学する。早大は明大や立大などのライバル校より早期内定を出せる枠は少ないものの、指定校推薦などもフル活用して有望球児を集める方針。何より慶大に負け続けるわけにはいかないのです」

 秋にはリーグ戦が控えているが、来年は選りすぐり「U18&甲子園Vメンバー」で陸の王者に挑むことになりそうだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    参政党さや候補のホストクラブ投票キャンペーンは、法律的に公選法違反になるのか

  2. 2

    “ケチ付き昇進”横綱豊昇龍がまた休場…名ばかり横綱だった先輩2人との「いや~な」共通点

  3. 3

    参政党が急失速か…参院選「台風の目」のはずが賛同率ガタ落ち、他党も街頭演説で“攻撃”開始

  4. 4

    君はそれでも参政党に投票するのか…若者たちの“熱狂”が引き寄せる「徴兵制」「治安維持法」

  5. 5

    “金星プレゼンター”横綱豊昇龍に必要な叔父の図太さ…朝青龍は巡業休んでサッカーしていた

  1. 6

    “トンデモ発言”連発の参政党が参院選終盤でメディア批判を展開する理由…さや候補も「マスコミはウソつき」

  2. 7

    石破と菅が練る「敗戦処理」案…幹事長交代で、進次郎起用、連立相手は維新が本命

  3. 8

    5周年のSnow Man“目黒蓮独走”で一抹の不安…水面下のファン離れ&グループ内格差

  4. 9

    参院選で激戦の千葉選挙区で国民民主党“激ヤバ”女性議員を自民県連が刑事告発し泥仕合に

  5. 10

    慶大医学部を辞退して東大理Ⅰに進んだ菊川怜の受け身な半生…高校は国内最難関の桜蔭卒