著者のコラム一覧
鈴木良平サッカー解説者

1949年6月12日生まれ。東京都世田谷区出身。東海大卒業後の73年、ドイツの名門ボルシアMGにコーチ留学。名将バイスバイラーの薫陶を受け、最上級ライセンスのS級ライセンスを日本人として初取得。84-85年シーズンのドイツ1部ビーレフェルトのヘッドコーチ兼ユース監督。なでしこジャパン初代専任監督。98年福岡ヘッドコーチ。

日本に1-4と大惨敗でフリック監督解任…W杯4度Vの強国ドイツが「弱くなった」は本当か?

公開日: 更新日:

今のドイツ代表には「次代を背負う」選手がいない

 ドイツ代表は、2014年ブラジルW杯で世界中にその存在感を強烈にアピールした。準決勝でサッカー王国のブラジルを7-1の大差で打ち破り、決勝では南米の雄アルゼンチン相手に1-0で勝利し、4回目のW杯制覇を果たしたのである。

 世界王者の名に相応しい戦いぶりだった。

 その時の主力9人を擁して4年後の2018年ロシアW杯に乗り込んだが、初のグループステージ敗退に終わった。2022年のカタールW杯では、初戦の日本戦を逆転負けで落とすと調子は上向かず、2大会連続のグループリーグ敗退という恥辱にまみれた。

 ドイツ国内から「育成部門がうまく機能しておらず、年代別代表の選手に次代のA代表を背負って立つような選手が見当たらない」という意見が聞こえてくる。

 確かに、現在の代表には前線にもDFラインにも「コイツに任せておけば試合を決めてくれる」という選手はいない。

 しかし、現有勢力が決して二線級というわけではなく、それなりのレベルを有する選手が揃っている。W杯本大会でグループリーグとともに姿を消したり、FIFAランク下位の日本にホームで大差負けを食らうほどの陣容ではない。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  2. 2

    永野芽郁「キャスター」視聴率2ケタ陥落危機、炎上はTBSへ飛び火…韓国人俳優も主演もとんだトバッチリ

  3. 3

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  4. 4

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 5

    広島・大瀬良は仰天「教えていいって言ってない!」…巨人・戸郷との“球種交換”まさかの顛末

  1. 6

    広島新井監督を悩ます小園海斗のジレンマ…打撃がいいから外せない。でも守るところがない

  2. 7

    インドの高校生3人組が電気不要の冷蔵庫を発明! 世界的な環境賞受賞の快挙

  3. 8

    令和ロマンくるまは契約解除、ダウンタウンは配信開始…吉本興業の“二枚舌”に批判殺到

  4. 9

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  5. 10

    永野芽郁「二股不倫」報道でも活動自粛&会見なし“強行突破”作戦の行方…カギを握るのは外資企業か