大谷翔平サイドに媚びるエンゼルス“土下座外交”の勝算は? 出場可否も手術もすべて言いなり

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 ロッカールームを片付けて、今季はもう、プレーしないことが決まった大谷翔平(29=エンゼルス)。

 19日からのフロリダ、ミネソタ遠征には同行せず、近日中にも手術をするらしいが、それにしてもクビをひねりたくなるのがフロント幹部や監督の発言ではないか。

■「わからない」「知らない」

 大谷が受ける手術に関して、18日時点で「詳細はわからない」とミナシアンGMが言えば、ネビン監督は「いつ手術をするか知らない」とコメントしているのだ。

 オフにFAになるとはいえ、大谷は現在、エンゼルスの選手。当然のことながらエンゼルスの管理下にある。なのに、チームの大黒柱が近々、受けるであろう手術に関して「わからない」とか「知らない」と言う。試合に出る出ないも含めて、すべて大谷と代理人に丸投げ。同GMは「彼らが決断を下すし、それを尊重する」とすら話している。

「GMも監督も何かあったときに責任を取りたくないことに加え、オフにFAとなる大谷とは是が非でも再契約したい。だからこそ、大谷サイドの言いなりなのです」とは、さる特派員だが、ここまでへりくだるのは尋常じゃない。

 日米両メディアともそんなエンゼルスのスタンスに愛想を尽かし、移籍するという見方が大半を占めているものの、ポイントになるのは大谷自身の価値観だろう。

 自分の思い通りの二刀流を貫ける球団と、二刀流に多少の制限があってもヒリヒリした9月を過ごせそうな球団ーー。大谷が優先するのは果たしてどちらなのか。

■困難なDHのひとり占め

 大谷は昨季、投手として15勝9敗、防御率2.33。サイ・ヤング賞投票で4位に入った。今季は44本塁打で、初の本塁打王のタイトルがほぼ確実視されている。二刀流選手としてすでに投打ともトップクラスの成績を残しているとはいえ、常にプレーオフを目指すような強いチームに移籍したら、毎日試合に出ながら中5日で先発するといういまのような起用法は不可能だろう。前出の特派員がこう言った。

「例えばドジャースのような人気強豪球団は、エース級の投手が複数いる。原則、中4日で先発する彼らのローテを、大谷が入ったからといってずらすことはできないでしょう。エース級の投手は中4日のリズムを大切にしているし、中には登板イニング数や先発数の出来高払いを契約に盛り込んでいる投手もいますからね。DHのひとり占めも難しい。DH専門の可能性はありますけど、出場試合数は制限される。DHは主力野手が代わる代わる休養するポジションでもあるからです」

 先日の会見で、代理人のバレロ氏は、「大谷は投げることが大好きなんだ。(二刀流を)長く続けることが重要。(復帰して)ここ数年のように両方続けていくことは間違いない」と言った。

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